2008/12/11(木)「明治村」の結婚式
博物館というだけあって、明治時代の建物が、広大な敷地にそのまま移築されています。
ここには歴史的な教会が移築されていて、結婚式を受け付けています。ホームページにも「明治村ウェディング」というのが出ています。
リトルワールドと違って、似せて造った建物でないところがミソです。「聖ザビエル天主堂」「聖ヨハネ教会堂」「大明寺パウロ教会堂」の3つのチャペルで挙式することができます。
披露宴は、帝国ホテル・岩倉ホール・三重県庁舎「彩の間」が紹介されていました。
石造りの旧帝国ホテルは、建築家ライトが設計した本物の一部をそのまま移築したものです。趣のある立派な建物です。(実際に建てられたのは明治ではなく、大正12年だそうですが・・)
明治村の開村は1965年で、40年以上の歴史があります。あくまで「博物館」という位置づけだったので、食事をするレストランは、トンネルを抜けた別の場所にありました。
リトルワールドが、各エリアで食事が楽しめるのに対して、歴史的な建造物の中での飲食を意図的に排除してきました。建物の中に喫茶店を併設するようになったのは、比較的最近の話です。
以前、知り合いの写真屋さんに、ブライダルフォトの権利を譲る話があったそうです。明治時代の衣装の着せ替えに比べて、ウェディングのほうの売上予測が低かったので見送ったとか・・・
施設の規模が大きいと、結婚式を少々取り込んだくらいでは、採算が合わないから、それだけに力を入れるわけにはいきません。専門の結婚式場よりも利用者は少ないでしょうね。
とかく見かけだけのハリボテが多い結婚式場に比べて、明治村は本物の歴史的建造物です。
挙式にはお奨めのスポットなんですが、結婚式は業者委託だから、衣装を持ち込んでロケ・・というわけにはいかないようです。残念ですね。