2008/10/31(金)ポラで撮影会

 政党のパーティーで、ポラロイドの同伴写真でひと稼ぎした写真店は、別のイベントでもひと稼ぎしています。ヌード撮影会です。

 写真愛好家や写真クラブを抱える写真店では、定期的に撮影会を行なっていました。ほとんどがモデルを使ったポートレート写真ですが、たまにヌード撮影会を開催するお店がありました。
 ヌードモデルのギャラは高いので、参加費も割高です。それでもそこそこの人数が集まりました。

 この写真店がポラでヌード撮影会をやったのは、写真愛好家が相手ではありません。材木商の売り出しで、成約特典として撮影会を企画しました。販促のイベントです。
 日頃撮影会とは疎遠の大工のおっちゃん達が、モデル相手に悪戦苦闘してました。芸術写真とは程遠い組み合わせです。

 このときもメーカーが一枚噛みました。デモ機を何台か貸し出して、フィルムとフラッシュバルブを大量に用意しました。
 どれだけ消費されるかは、材木の売上次第です。見込み発注で買取るのは店のリスクが高いですからね。
 ひとりにつきフィルム1パックは付いてきますが、後の追加は有料です。それでも何パックも追加購入する大工さんがいて、かなりの量が売れたそうです。皆さん、好きですね。

 この撮影会は1度きりで、2回目はなかったようです。
 ポラでヌード撮影会というのは、さすがに品位に欠けると思ったのか、何回も続けるとヤバイと察したのかは不明ですが・・・

2008/10/30(木)同伴のインスタント写真

 政治資金を集めるパーティーでは、その場でできるインスタント写真が活躍します。著名な政治家との同伴写真を買う支持者は結構います。

 ずいぶん昔ですが、地方の写真店がその撮影を請け負ったときの話です。自○党の政経文化パーティーでした。
 当時、当選したてだったタレント議員の扇○景や、阿○元首相の父親がパーティーの顔です。ツーショットで写真を撮って売りました。

 撮ったその場で集金するので、インスタントカメラを使います。ポラロイドのほかにFUJIFILMのフォトラマも発売されていましたが、ポラを使いました。
 理由は、次から次と写すので、ストロボ内蔵のフォトラマでは充電が間に合いません。当時のポラはフラッシュ(閃光バルブ)です。充電を待たずに連続撮影ができました。

 カメラマンの横に、集金箱を首からさげたスタッフがいて、次から次と撮ってはお金を徴収していきます。虚無僧が箱を首から下げているような形です。(箱に「明暗」とは書いてありませんが・・)

 かなりたくさん撮ったそうです。料金は、1枚500円でしたかね。
 主催者側へのリベートもあるし、もともと政治資金を集めるのが目的だから、千円でもいいと思いますが、当時の物価だと500円が相場だったんでしょうね。
 カメラはメーカーからデモ機を借りたとしても、スタッフ4人派遣して勘定が合ったというから、かなりのショット数です。

 日本ポラロイドとしては、カメラを貸してもフィルムとフラッシュがそれだけ消費されれば、ホクホクですね。
 ストロボ内蔵のフォトラマは、最新式のカメラで発色もよかったけど、こういう忙しい撮影には不向きでした。FUJIFILMは苦虫を噛んだことでしょう。

2008/10/29(水)式場でのプリント

 結婚式(とくに披露宴)で撮影されるショット数は、かなり多いと思います。何十人も集まるから、カメラの台数も半端な数ではありません。
 撮ったその場でプリントすれば、膨大な数になるはずです。

 会場にセルフ式プリンタを設置している式場は少ないですね。プリントサービスで稼ぐよりも、撮影と写真集を請け負ったほうが売上利益が大きいからでしょう。
 インクジェットプリンタの斡旋は、あくまでイベント用アイテムの提供という位置づけです。

 ホテルにはセルフ式のプリンタが置いてあることがあります。
 結婚式向けというより、ビジネスマンのためのサービスです。ホテルから外出せずに、出張先の会議で使うプリントが入手できる・・というサービスの一環です。
 クリーニングサービスなんかと同じ発想ですね。

 披露宴会場にインクジェットプリンタを持ち込むのは面倒です。ペーパーの他にスペアインクの用意も必要です。
 AC電源を確保しなければならないし、式場側でプリンタの斡旋をしていたら、持込料を要求されるかもしれません。

 式場でプリントするつもりなら、前回紹介したPiviみたいなハンディータイプのプリンタが手軽です。
 赤外線でデータ転送するので、コードの配線などは不要ですが、FUJIFILM以外のデジカメだと転送できないことがあります。パケットの容量などが原因みたいです。
 日頃使っている自分のカメラからプリントするもの…と考えたほうがよさそうですね。

 「写真班」は、現場でのプリントサービスなどは考えないほうが無難です。出力に時間をとられて、シャッターチャンスを逃がしたら、元も子もありません。
OK キャンセル 確認 その他