2017/02/06(月)ガラケーの SIM が使えるって?

 今すぐではないとしても、そのうち携帯電話の機種を替えることになりそうです。現在使用中のガラケーは来月で丸8年になります。いずれダメになる日がくるでしょう。個人的には電話は電話、PC は PC の考え方です。今はガラケーとタブレット PC の2台持ちです。スマホにすれば1台で済むという話もありますが、帯に短しタスキに長しです。それでもここへきてちょっと心が動く展開になってきました。

 このところデュアルシム・デュアルスタンバイ(DSDS)を売り文句にするスマホが増えつつあります。SIM が2枚挿せる機種は前からありましたが、手動で切り替える必要がありました。一方 DSDS は同時待ち受けが可能です。つまり音声 SIM とデータ SIM の2枚が切り替えなしで使えます。

 機種が対応しているバンドによって使るキャリアに制約がありますが、ドコモやソフトバンクの通話契約はそのままで、SIM フリーの格安スマホが使えるようになりました。au は 3G の方式が違うからダメみたいです。ウチのはソフトバンクで、8年前のガラケーだからいわゆる「銀 SIM」です。使えそうな DSDS の機種があります。(ガラケーの SIM というのがミソ)

 ガラケーの本体から SIM を抜いてみたら標準 SIM でした。いまどきのスマホはマイクロ SIM かナノ SIM です。大は小を兼ねない世界だからこのままでは挿せません。そこで登場するのが SIM パンチ(カッター)です。

 購入したのは、標準 SIM をマイクロ SIM、マイクロ SIM をナノ SIM にカットする2WAYの打ち抜きパンチです。アダプターやヤスリなどのパーツがセットになっていました。わかりやすいように写真は本体を裏返しにしてあります。(もう買っちまったのかい)
SIMパンチのセット

 パーツもセットで 799 円でした。お金を払えばソフトバンクでサイズ変更できますが(もちろんパンチじゃなくて新品)、他社機に使うとなると機種変更がどうとか小うるさいことを言われそうです。嫌な思いをするくらいなら自己責任で頓死したほうがマシです。とは言いつつ、心配だから使っていないガラケーの SIM でテストしてみました。母親が前使っていたケータイを捨てずにとっておいて正解です。
標準SIMをマイクロSIMに

 SIM がない状態で電源を入れると「USIM が未挿入です」と警告が出ます。標準 SIM アダプター(写真左)にはめて本体に挿しこむと、今度は普通に起動しました。契約が切れてるから「圏外」だけどね。

 これに気をよくして自分のケータイの SIM をパンチで打ち抜くほど馬鹿じゃございません。今すぐスマホに替えるわけではないから、危ない橋を渡るのはその時にしたほうが無難です。SIM アダプターが引っかかって抜けなくなったり、接触不良で通話できなかったりする事態も考えられます。

 いざというときに備えて、どの DSDS 機にするか、データ SIM はどこのにするかなど、今のうちから検討しておいたほうがいいでしょうね。MNP で転出して通話 SIM を替えてしまう選択肢もあります。あれこれ考えてるうちが花なんだわね。
OK キャンセル 確認 その他