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2019年09月07日の記事

2019/09/07(土)防犯カメラをネットから分離

 自宅の窓を全室二重化してから、外の様子がほとんどわからなくなりました。ポリカプラダンを通した景色はボンヤリしてるし、防音効果で外の音はあまり聞こえなくなりました。そこで防犯を兼ねて監視カメラを設置しました。宅配便のトラックが来てもすぐに出られます。

 ルーターはインターネットにつながっています。外部から映像を確認するときには必須ですが、こちらはそういう使い方をする予定はありません。あくまで自宅内での運用が前提です。NVR や各カメラのパスワードを設定すると何か変更するときに不便だし、それを怠れば外部からの不正なアクセスに無防備です。

 そこで、防犯カメラのネットワークをインターネットから分離して、プライベートな LAN 環境を構築することにしました。方法はいたって単純で、防犯カメラのネットワークをインターネットにつながっていないルーターで管理するやり方です。余っているルーターがあれば、それを流用する手もありますが…

 古いルーターは通信不良が心配です。しょっちゅうブチブチ切れたのでは使い物になりません。ここはケチらずに、新規に導入することにしました。いままで使っていたルーターをそのまま防犯カメラに充て、新規に購入したルーターをネットにつなげるのがセオリーですが、今回は新調したルーターを防犯カメラ用に回しました。

 理由は単純。無線 LAN 接続のカメラに備えるためです。LAN ケーブルが敷設できない場所で AC 電源がとれる場合、WiFi 接続できる機種なら画像が表示できます。すでにカメラは8台を超え、LAN ケーブルの引き回しに苦慮するようになりました。手持ちの POE スイッチも満杯に近いしね。

 無線 LAN 接続に向いたルーターがどういうタイプなのか、調べてみてもよくわかりません。防犯カメラは常時稼働だから、無線接続できる台数が多いほうが有利なことはある程度は推察できます。そこで、アンテナ数(ストリーム数)が多い機種を調べてみました。いま使ってるのは 2x2 です。そこで 4x4 の機種をチョイスすることにしました。

 無線ルーターは発売時期が新しいほうが最適とは限りません。もちろん古い機種だと 1000Mbps に対応してないとか、最新式の機能が備わってない可能性があります。一方、最新機種では 10Mbps に非対応とか、USB 端子が省略されているなど、古い規格が省かれていることがあります。そこで、ひとつ前の型で 4x4 の機種に決めました。

 5GHz 帯は 4x4 でも 2.4GHz 帯は 3x3 です。これからの時代は 2.4GHz 仕様の機材を減らすほうが賢明です。この周波数帯は乱れ飛んでるからね。常時稼働の防犯カメラは、安定稼働が第一です。木造住宅だし、敷地もそんなに広くないから、防犯カメラの無線 LAN は 5GHz 帯中心でいくつもりです。( 5GHz 対応機は、大抵は両方に対応)

 ネットワーク(LAN) は、セグメントが同じだとネットにつながって、セキュリティーが危うくなります。セグメントとは、192.168.nn.xxx の nn の部分です。今回はネット環境と防犯カメラを別のセグメントにしました。ネットから分離できれば、不正アクセスの心配は無用です。
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