パソコンソフトのライセンス2011/11/01(火)
ハードではなく個人にライセンスを与えるシステムがあっていいように思いますが、そういうのはあまり聞いたことがないですね。
PC 3台まで OK というセキュリティーソフトがあります。同一家庭内で複数の PC にインストールできるから、個人で使うには手ごろなシステムですが、事務所と自宅で使うことは想定していないみたいです。
Microsoft の場合は、Windows などの OS はハードごとのライセンスですが、Office 関連は個人が可搬性のある2台目の PC に入れてもいいことになっています。ただし、デスクトップ2台はダメとか、プレインストールされた Office は、ほかの PC で使うことは認めていないとか、細かい制約があります。
なお、開発ツール製品は個人に対するライセンスで、複数の PC で使ってもいいことになっています。
ライセンスとは、製品の購入ではなく使用権の取得と考えるべきでしょう。供給元のシステムや対価に納得できれば使用権を買えばいいし、納得できなければやめればいいことです。
ライセンス料なしに使えるフリーソフトが増えました。仕事で使うには不安要素がありますが、個人が利用するぶんには十分な機能を備えたものがあります。
Linux 系の Ubuntu に至っては、OS も含めて原則無料です。というか、有料のソフトは使わないことになっています。商用のものは仲間に入れない徹底ぶりです。
一般のフリーソフトと違う点は、ソースコードが公開されていることと、自由に修整し再配布できることです。main コンポーネントに収録されているソフトは、厳格にこれが守られています。
「非商用利用であれば自由」といった制限をつけてはいけないというから、自宅で使おうが事務所で使おうが自由です。これが本当のフリーソフトでしょうね。