とうとうCマウントのミラーレス機まで登場する運びになって、デジタルカメラの世界は混沌としてきました。マウントアダプターを使えば、今すぐでもCマウントレンズが実用できます。マイクロフォーサーズのカメラです。
フォーサーズ規格は、文字どおり 3/4 インチだから、イメージサークルが小さすぎて使えないCマウントレンズが結構あります。フォーマットが 2/3 インチなら、カバー率が上がりますが・・・
Cマウントは、もともと 16mm シネカメラや VTR 用の規格です。工場設備のラインセンサー用も含めて、かなりの種類が出回っています。中にはスチール写真に不向きなレンズもあるようです。
いままでにCマウントレンズを手に入れたことが何回かありましたが、利用する機会がなくて、全て手放してしまいました。スタジオ撮影でのプレゼン画像に使う FUJINON の VTR ズームレンズもありました。閉店したスタジオからの貰い物です。こういう展開になるなら、残しておけばよかったですね。
中古市場では、ここへきてCマウントレンズの需要が増えているそうです。少し前までは、見向きもされないレンズでした。
実用できそうなのは、16mm 映画用やメガピクセル用 VTR レンズです。ラインセンサー用は、実写テストしてみないと、使い物になるかどうかは疑問です。
映画のデジタル化で、シネカメラの中古が安く出回っています。出物があったら押さえておいていいかも?
FUJIFILM の 8mm 映画カメラ ZC-1000 は、Cマウント採用のレンズ交換式でした。欲しかったカメラのひとつです。1コマ撮影機能があったので、人形劇やアニメ制作ができました。いまでも実用している人がいると思います。
シングル8のフィルムが製造中止になった後でも、レンズは使い道があります。今度はデジタル動画用として・・・