2025/04/07(月)防犯カメラと屋外照明の消費電力
どのくらい電気を使っているのか計算してみました。IP カメラはイーサネットケーブルを利用した POE 給電です。AC100V につないだスイッチングハブから給電しています。カメラ1台あたり数ワット程度。多いものでも 10W くらいです。
LED 照明は明るさを抑えているので全部で 10W 程度。ハブの消費電力も含めカメラ1台あたり 10W 弱とみて、現在 11 台稼働してるから 100W の電球を 24 時間点けっ放しにしているのと同じ勘定です。1日 2.4kW、1か月 72kW、電気代は月2千数百円です。
"セコ無" や "アル足" などの警備会社と契約するよりもうんと安く済みますが、何もなければ無駄な出費と言えなくもありません。掛け捨ての保険みたいなもんです。
そろそろ機材の寿命がくるころです。順次更新するうちに消費電力も変わる可能性がありますが、現在の電気代で太陽光発電の設備投資が回収できるか試算してみました。
欲目で電気代が年間3万円ほど安くなるとして、5年で 15 万円、10 年で 30 万円が回収できる計算です。10 年はちょっと長いから、自分の寿命も考えて7年くらいが妥当でしょう。約 20 万円です。
このくらいの予算があれば太陽光パネルのほかに、充電池、インバーター、コントローラーなども含めてそこそこの設備が整いそうな気がしてきました。
防犯カメラ網を 24 時間稼働させられる電力は1日約 2.4kW です。充電池の容量が 3000Wh 以上ないと心もとないので、ポータブル電源ではそれだけで予算オーバーとなります。単体のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池なら 1000Wh×4台でもいけそうですが……
それに充電できるだけの太陽光パネルが必要です。最低でも 800W~1kW は要りますかね。となると 20 万円の予算では厳しいなぁ。
そんなことを考えて悩んでいるうちが花なんだわね。
2025/04/05(土)太陽光発電の実用性を考える
太陽光発電と一口に言っても規模や形態はさまざまです。電力会社に売電するそこそこの規模のものもあれば、自家消費の一部に使う小規模のものもあります。
初期投資を回収するには電力会社に売電するしかなく、自家消費だけで元を取るのは難しそうです。設備のメンテナンス費用や老朽化による追加投資など、一般的に電気は買ったほうが安く済みます。
停電や災害時に電力を自前で確保する目的であれば、一種の保険みたいなもので、元を取るという発想は無用です。照明器具とスマホの充電くらいなら、小さなシステムで賄えます。
個人的には、停電時にぜひとも動かしたい家電の筆頭は冷凍庫です。定格電力はそんなに高くないけど、コンプレッサーを使う機器は起動時に大きな電力が必要です。ポータブル電源だと 1000W クラス以上でないと動かないでしょう。
災害などで数日にわたって停電するような場合は、蓄電池にためた電気だけではしのぎきれません。何らかの方法で電力を補給しないとすぐにストップしてしまいます。1000W クラスのポータブル電源は 100~400W の太陽光パネルから充電できるようになっています。
いつ起こるかわからない停電や災害のために、ポータブル電源と太陽光パネルを備えておくのは、いくら保険がわりといっても不経済です。太陽光パネルは陽が照ってれば発電します。黒い幕で覆ったままにしておくのはもったいないですね。
我が家の場合、太陽光発電で充電池にためた電気の使い道は防犯カメラと屋外照明です。もし電力不足になって止まっても生活への影響は少ないし、停電時でも電灯線とは別回路だから稼働し続けます。
この使い方なら充電池はポータブル電源である必要はないでしょう。屋外で雨風が防げる場所に充電池とインバーターを設置すればいいことです。太陽光パネルも屋外だしね。
2025/04/02(水)モニターの電源をどうするか?
PHILIPS のでもいいけど、電源が 19V 3A で AC アダプターが必須です。 12V 仕様のカーバッテリーでは動きません。PC 本体が小さいから 10 インチ以下の小さいモニターのほうがよさげです。
電源は USB-C ケーブルで給電できるものを探しました。電池駆動の dynabook DE200 も充電端子は USB-C です。車内ならシガーソケットから変換できます。
解像度がフル HD より低くてもよければ1万円以下で買えるものが多数ありますが、今回は 8.9 インチで 1980x1200 pixel のモニターに決めました。割引特典があって1万円ちょっとで買えました。
同程度の予算で買える小型のポータブル電源も検討しました。100W クラスで AC コンセントが使える機種もありますが、電源が確保できただけで、手元の機材はそのままです。それではちょっとね。
ポータブル電源を買うなら、ほかの用途にも使える大容量のものでないと無意味です。個人的には 1000W 以上のものを考えています。停電時にせめて冷凍庫が動かせるクラスでないと……
AC 電源が数時間で復帰すればいいけど、災害で停電が2~3日も続くようだとアウトです。太陽光発電で充電しながら使うとなると、発電量も蓄電池も大容量でないといけません。最低でも数キロワット以上が必要です。
となると 1kw クラスのポータブル電源ではなくて、直列・並列接続で蓄電容量を増やせるリチウムイオンバッテリーと太陽光発電パネルで5~10kw のシステムを組んだほうがよさそうな……
電池で稼働する小型 PC から出発して、大規模な太陽光発電まで構想が広がりました。いつものパターンです。これでいつもはまるんだわね。