2008/10/20(月)結婚式終了後も撮る
結婚式が終わった後、新郎新婦はホッと一息ついてリラックスしています。自然な表情やしぐさを狙うチャンスです。
あまり近くでチョロチョロすると緊張が解けないので、少し離れた位置でシャッターチャンスを待ちます。撮る一瞬を除いてカメラを構えないようにしたいですね。
昔、知人の結婚式を撮ったときには、一番最後に式場を出ました。前のほうを新郎新婦が仲よく手をつないで歩いていました。花嫁の片方の手には小鳥を入れた鳥かごが・・・
望遠レンズで後ろ姿をパチリ! 顔は見えないけど、自然でいい雰囲気の写真が撮れました。
婚礼アルバムの最後のページにこの写真を貼って渡したら、ダンナが「これはやられた!」とひと言。結婚式の写真の出来は予想どおりだったが、この1枚には参った!との感想です。
たまたま撮れただけのことだけど、最後までシャッターチャンスを待った結果です。
結婚式の撮影を頼まれたときは、いつもアルバムのプロローグとエピローグの写真を意識して撮るようにしています。
初めよければ終わりよし、終わりよければすべてよし。エピローグの写真は大事です。
2008/10/19(日)結婚式へは早めに
結婚式当日に他のゲストと同じ時間帯に会場に到着するようでは、カメラマン失格です。できれば、本人達を待ち構えるくらいのつもりで、早めに現場に入りたいですね。
先に到着して出迎えたら、それだけで感激してくれますよ。好印象、イメージアップ間違いなしです。(万一失敗しても許してもらえるし・・)
せっかく早めに到着したのだから、花嫁の支度から撮りたいところですが、男のカメラマンだとそうもいきません。
担当の美容師さんに声をかけておいて、ヘアメイクが一段落したあたりで手短に撮影します。大抵の美容師さんは真面目で優しいから、言われたとおり呼んでくれるはずです。
鏡に映ったシーンとか、化粧道具とか、押さえておきたい場面をイメージしておくと手早く撮影できます。
待合の空いた時間に会場内の「部品」を撮っておくと、後が楽になります。
ご両親や親族への挨拶も忘れないように。ここでも好印象、イメージアップです。ひょっとすると、業者でもないのにご祝儀を用意してくれたりして・・・
もし出されたら、一旦固辞して(ここが肝心!)、どうしてもというなら受け取ればよいでしょう。その分がんばって結果を出せばいいし、写真の仕上げでお返しもできます。
近しい親族とのツーショットは、一般のゲストが到着する前に押さえておけたらラッキーですね。皆が集まりだすと、身内だけのシャッターチャンスは少なくなります。
昔から「早起きは三文の得」というように、早めに現場に到着して損することはありませんね。
2008/10/18(土)花嫁と一緒に撮る
とくに花嫁と親しい間柄のひとは、花嫁と二人だけのツーショットも撮ってあげたいですね。待合中の歓談のときに、どういう関係で、どのくらい親しいのかを素早く見抜きます。席次表は事前に入手しておきましょう。
同伴写真にしてもミニ集合写真にしても、ゲストから撮って欲しいと申し出があることは稀です。カメラマンから積極的に声をかけて、勧誘しないといけません。
ミニ集合を撮った後で、花嫁と親しいと判断したひとにツーショットを勧めます。気のあるひとは、我も我もと自分から名乗り出ます。放っておいたらこうはなりません。
花嫁に祖父母がいたら、必ずツーショットで撮っておきます。年寄りは遠慮がちなので、探し出して撮るくらいの気遣いが欲しいですね。
遺影写真にも使えるから、全身以外に半身だけのアップも撮っておきましょう。気づかれて「葬式の写真ができた」なんて言われるかもしれませんが、めでたい席だから怒られることはありません。内心はすごく嬉しいはずですよ。
新郎側の親戚や友人でも、花嫁を交えて一緒に撮ります。これから自分の身内や友人になるわけだし、結婚式の主役は花嫁みたいなもんです。新郎とだけのツーショットでは「花」がありません。
新郎新婦と一緒のミニ集合写真がいっぱい撮れたら、後でご両家から感謝されるはずです。写真室で撮った集合写真は、焼増代が高いから、全員の分を頼んでいないかもしれません。親しいひとと一緒に写っているミニ集合写真があれば、不満を抱かれる度合いが低くなります。
待合中にショット数が稼げれば、披露宴のときにあせらずに食事が楽しめます。花嫁がフリーの時間は限られているから、チャンスを逃がさないようにね。