2010/11/03(水)CD-R専用ラベルに印刷

 事務所にある EPSON PM-4000PX は、A3 対応の顔料インク式プリンターです。このプリンターでプリンタブルディスクに直接印刷すると、濃度が薄くなったり、ソラリっぽい画像になったりします。市販品のレーベル面とマッチしていないからです。

 自宅に置いてある PX-G900 は、同じ顔料インクでも濃度は出ます。但し、1日放置しても乾きが悪く、指で擦るとインクが付着します。メディアの銘柄にも因るでしょうが、いままで試したディスクは、使い物になりませんでした。(最近の顔料系プリンターがどうかは不明)
 顔料インクでラベル(レーベル)印刷するときは、CD-R の形にカットを入れた専用紙を使うようにしています。印刷した後で、偏芯しないように専用の貼り付け器を使って圧着します。

 貼り付け器とソフトがセットになっていて、あとは専用紙を買い増すだけで使えます。ところが、このソフトがクソで、JPEG や BITMAP の画像データが使えません。テンプレートが用意されていますが、音楽 CD しか念頭にないみたいです。
 単色の背景に文字だけレイアウトするときは、このソフトも使いますが、写真画像を印刷するときは、Photoshop を使っています。Illustrator で作ったマスクを Photoshop に移し、画像を配置したあとで、マスクのレイヤーを非表示にして印刷します。中心の穴ギリギリ近くまで印刷できる専用紙もあります。

 貼り付け式は、スロットイン式のドライブには不向きですが、普通の CD/DVD ドライブでトラブルを起こした経験はありません。紙を貼り付ける方式なので、レーベル面の保護にもなります。
 データ面は傷ついても修復可能ですが、レーベル面に深い傷がつくとデータが読めなくなります。スロットイン式のドライブを使用していないなら、顔料インクは後貼りがお奨めです。但し、偏芯するので手貼りはいけません。

2010/11/02(火)CD-Rのラベル印刷

 ホームプリンターの多くは、CD-R や DVD のラベル(レーベル)印刷ができる機能を備えています。専用のトレーにメディアを載せ、プリンター付属のソフトを使って印刷します。サードパーティーからもラベル印刷ソフトが出ています。
 ソフトによっては音楽 CD を想定しているのか、用意されたテンプレートに、文字を合成する程度の機能しかないものも見受けられます。そういう場合は、自分の写真を印刷するのに別の画像ソフトを使うこともあります。

 印刷には白ラベルのプリンタブルディスクを使います。市販品は、ほとんどが染料インク用です。顔料インクだと濃度が出なかったり、乾きが遅く実用できないことがあります。
 顔料インクできれいな仕上りを望むなら、紙のラベルに印刷し、貼り付ける方法があります。専用紙と専用の貼り付け器を使います。
 このやり方で作ったディスクは、スロットイン式のドライブだと引っ掛ることがあります。紙の分だけ厚みが増すからです。自分用ならいいでしょうが、他人に渡すとなると不具合があるかもしれません。

 一方、染料インクは、白ディスクにダイレクトに印刷できるので、スロットイン式のドライブでも引っ掛る心配はありません。但し、水濡れに弱いのが欠点です。うっかりお茶をこぼしたら、画像が滲んだり消えたりしてしまいます。
 これを防止するために、表面をガードするスプレーが出ていました。いまでも何種類か市販されているようですが、データ面にかかるとトラブルの元となります。

 業務用のラベル印刷は、熱転写(昇華型・溶融型)が主流です。蒸発を防ぐために表面コートが施されています。水濡れで画像が消える心配はありません。
 プリンタブルディスクは、印刷する前提でレーベル面が1層分薄くなっています。文字が書き易いという発想で使うのは、感心しない使用方法です。

2010/11/01(月)画像データの渡し方

 個人的に結婚式の撮影を頼まれたときは、デジカメでの撮影なら、メモリーの画像データを CD-R か DVD にコピーして渡すのが一般的な方法です。相手が読める媒体に変換するのが原則です。

 ただデータをポン!と渡すだけでは不親切です。せめてチョイスしたコマだけでいいから、L判のプリントにしてプレゼントしたいですね。
 写真店の店頭受付機で、プリントしたいコマを選び、CD-R への同時書込を依頼するのがお奨めです。補正されたプリントと同じデータが、CD-R に保存されます。相手が焼き増しするときには、この CD-R を使えば、同等のプリントが手に入ります。インデックスプリントも付けるのを忘れずに・・・

 同時書込の CD-R データは、とくに注文しない限りは4ベースの画像です。ここから大きく引伸ばすのは、画質的に無理なので、元データのコピーも渡しておく必要があります。
 とくに集合写真は、あとで人数分焼き増しする可能性があります。少人数ならL判でもいいですが、全員の集合写真はキャビネ(2L判)以上に引伸ばすかもしれません。画像処理して、そのまま無補正でプリントできるようにしてあげるといいでしょう。データサイズは、A4 程度の大きさがいいと思います。

 データを保存した CD-R や DVD は、できればラベル印刷したいですね。貰ったときの価値感が違います。デジタルデータは目に見えないから、長年の間に散逸しやすいのが欠点です。きちんとラベル印刷されたメディアなら、大切に扱ってもらえます。
 写真店に CD-R 同時書込を依頼する場合は、白ラベルのものを頼みます。もし用意されていないようなときは、持ち込みできるかどうか確認してから注文します。持ち込むメディアは、激安品ではなくメーカー品にします。
OK キャンセル 確認 その他