2011/04/27(水)アンチウイルスがアウトに

 Windows 2000 のノートパソコンに入れていたアンチウイルスソフトが、ある日突然起動しなくなりました。家庭での使用に限り無料の Avast! です。
 昨年、しつこくバージョンアップを言ってきたので、4.8 から 5 に変えて、その後は順調に動いていたのですが・・・

 「プロシージャエントリポイント FindActCtxSectionStringW がダイナミックリンクライブラリ KERNEL32.dll から見つかりませんでした」というエラー警告が、起動のたびに表示されます。
 たとえ簡易な防止ソフトでも、動いていない無防備な状態では不安です。なんとかしないと・・・

 どうやら FindActCtxSectionStringW というのは、XP 以降の機能のようです。Win 2K にはあるはずがないので、エラーになるみたいです。
 Avsat! 5 は、Win 2K 対応のはずなのに、XP 以降用に自動更新されてしまったのでしょうか?

 現在は Avast! 6 に変わっています。今回は何も言ってこないと思ったら、Win 2K は対象外になっていました。ホームユースは使えるとの情報がネットに出ていたので、ダメもとで入れ替えてみることにしました。
 結果は同じでした。同時期に FindActCtxSectionStringW の機能を採り入れたのかもしれません。

 Avast! 4.8 は、いまのところ不都合なく使えるみたいです。こんなことなら、言われるがまま Avast! 5 にせずに、4.8 でライセンス更新しておけばよかったですね。
 そのうちクレームに気がついて、アップデートで修整してくるかもしれませんが、そんな悠長なことは言ってられません。この際、別のソフトに鞍替えです。

 お試し気分で、Kingsoft を入れてみました。無料版は広告のポップアップが出ますが、広告なしの製品版でも年間 980 円です。しばらく使ってみることにします。

2011/04/26(火)中古のB-CASカード

 デジタル放送の B-CAS カードは、発行会社から借りている体裁になっています。受像機の使用をやめた場合は、発行会社に返却するのが建前です。
 つまり、パネルテレビやレコーダーの中古には、B-CAS カードが付いていなくて当然・・ということになります。

 B-CAS カードの再発行は、申し込めば簡単にできます。発行会社に電話し、中古の受像機を手に入れたことを伝え、メーカー名と機種名を言えば再発行してくれます。
 費用は諸経費込で 2,000 円。代引で郵送されてきます。

 実際には、わざわざ返却する人は少ないから、中古の機器には B-CAS カードがついたままになっていることが多いはずです。2,000 円をケチって、再発行を依頼せずにそのまま使うことも可能ですが・・・

 前の使用者がどういう状態で使っていたかわからない場合は、いくつか注意する点があります。
 例えば、NHK の受信料を払っていなかったとすると、設置した途端に受像機の登録を促すメッセージが出ることがあります。
 地上波の受信料だけ払っていた場合は、一応出ないようにしてあるかもしれませんが、そのうち「復活」する可能性があります。

 有料視聴の BS や CS 放送を受信していた機器だと、自分が契約していないのに見られるかもしれません。前の使用者が廃止手続をしていなかったら、視聴できるでしょう。
 逆に考えれば、契約中の B-CAS をそのまま付けた状態で転売すると、後々自分が困ることになります。買った相手がタダで見える云々より、使用台数に制限がある契約だと、売却した分が「死に番」になってしまいます。

 デジタル放送が視聴できる機器の使用をやめるときは、B-CAS カードを抜くか、放送事業者に廃止手続を済ませておくのが鉄則です。青色のカードはともかく、赤色のカードは要注意です。
 買い換えの場合は、未開封の新品カードと入れ替える方法が有効です。同じ色(機能)のカード同士に限りますが、そのほうが転売しやすいし、再登録の手間が省けます。

2011/04/25(月)B-CASカードの登録廃止

 B-CAS カードでデジタル放送の視聴をコントロールできるのなら、なぜ NHK は受信料を払っていない受像機でも BS 放送が見られるようにしているのでしょうか?
 30 日経過すると、画面に受像機の登録を促すメッセージが表示されますが、放送自体はそのまま視聴できます。

 新規に購入したデジタルテレビやレコーダーには、いままでとは別の B-CAS カードが挿入されています。受像機を設置した時点で映らないとなると、BS 放送の視聴料を払っている世帯からクレームが殺到することになります。
 「銭払っているのにどういうことだ!」

 とりあえず視聴できるようにしておいて、登録を促すメッセージを出すのが、最も無難な方法なのでしょう。それでも「受信料を払っているのに突然警告が出た」と不審に思う人がいます。なぜ 30 日後かは、いろいろ事情があるようです。
 以前は、B-CAS カードの発行会社に登録するときに、放送事業者(NHK)への情報提供を同意する項目がありました。この伝達期間を約1ヶ月みていたわけです。

 今月から B-CAS カードの発行会社は、ユーザー登録を廃止しています。ただし、NHK への情報提供は従来どおり継続するそうで、NHK の契約者がこの手続をすればメッセージは表示されなくなります。
 このシステムが存続するうちは、初めからメッセージを表示するわけにはいかないでしょうね。

 B-CAS カードの所有権は発行会社が握っていて、「貸出し」が建前です。借与である手前、ユーザー登録を要求していました。
 登録廃止にした理由は、各家庭にデジタル家電が普及し、使用者を特定する意味が薄れたこともあるようです。本音は、ユーザー管理にかかる経費の削減だと思いますが・・・

 もともと B-CAS カードのユーザー登録は任意でした。きちんと受信料を払っている人以外は、NHK への情報提供には同意しないでしょう。
 受信料を払う気がないのに色気を出し、メッセージに従って NHK に電話した人は、自業自得ですね。NHK の執拗な勧誘と根競べが続くことになります。文句を言ったところで、あとの祭りです。
OK キャンセル 確認 その他