2011/04/09(土)町内会から被災地へ寄付

 「酸化セリウム」の先生の家は旧地主で、もともとは農家です。中学生の頃に初めておじゃましたときは、周りはすべて田んぼでした。いまでは民家が密集しています。
 ところどころに空き地や果樹畑があるのは、先生の土地でしょうか? アパートも何軒か経営しています。

 いま町内の役をやっていて、今回の震災についていろいろ提案するつもりだそうです。役所から奨励されて毎年やっている行事のなかで、あまり意義のないものは見直したいとか・・・
 せめて町内会の負担分だけでも被災地に寄付したいと言っていました。行事の準備に振り回されている側面もあったみたいです。本当に必要な行事か見直すきっかけになれば・・との考えです。

 隣町では、記念行事で餅撒きをする計画でしたが、その話を聞いて、「うちもそうしよ」と、同調する動きが出ているそうです。予算は 100 万円。一時金3人分程ですが、被災地にとってはバカにならない金額です。町内に餅をバラ撒いている場合じゃない!ということでしょう。

 寄付する先をどこにするか検討中だとか。阪神淡路大地震のときは、役所に届けた寄付金が被災者救済以外に使われたケースがありました。余った金を職員のボーナスに充てた自治体もあったとか・・・
 裁判所の判断では、寄付金をどう使うかは、その自治体の裁量なんだそうです。なんか変ですね。

 ということは、グローバルな団体だと、寄付金のすべてが震災被災地に行かないかもしれません。日本で集められた寄付金が、世界中の難民を救うために使われたりして・・・
 それはそれで意義がありますが、寄付した側には割り切れない思いが残ります。

 先生は役所や公益団体をあまり信用していない(というか不審に思っている)タイプだから、被災者に確実に届くよう、寄付金の送り先で頭を悩ませているみたいです。
 どこかの市長のセリフじゃないけど、「税金(寄付金)で食っとらっせる人はええ」ということにならないように・・・

2011/04/08(金)屋根の上は鬼門

 地デジアンテナを屋根の上に設置したくないのには、それなりの理由があります。昔、写真屋のオヤジさんに付き合わされて、屋根上にアンテナを立てたときに、危うく滑り落ちそうになったからです。
 それ以来、二度と屋根には上らないぞ!と心に誓いました。

 高い所がダメということではありません。「酸化セリウム」の先生がプライベートスタジオを造ったときは、高さ 5m の天井にスクリーンを吊るのを手伝いました。巻上げ側と受け側の位置を決めるのに、二人同時に上る必要があります。
 足場の上に脚立を載せないと届かなかったので、怖かったのは確かだけど、工事屋さんと二人でやり遂げました。

 天井高が 5m もあると、普通の吊り方では不都合が生じます。スクリーン長が無駄に長くなるからです。巻上軸にモーターを内蔵した特殊なウインチを昇降させ、床から 3m50cm あたりで宙吊りにする方法を採りました。
 このやり方だと、スクリーンは1本しか吊れませんが、ウインチを下ろせば床近くで簡単に交換できます。先生のところは、お客相手の写真館ではないから、これで十分です。

 スタジオの建物は平屋でも高さがあります。母屋も平屋ですが、ずいぶん高い家です。スタジオよりも高いかもしれません。先生に聞いたら、屋根が大きく見えるよう、傾斜をきつくしてあるんだとか・・・
 そのぶん瓦がたくさん要るとかボヤいてました。屋根裏部屋があるから、実質2階建てですね。昔の庄屋さんの造りです。

 こんな家の屋根に上るハメになっては一大事です。大震災の教訓で、「これからは太陽光で自家発電・・」という話をしたら、「それもいいが美観を損ねる」と、いたって消極的でした。せっかくの大屋根が台無し・・ということのようです。
 地デジのアンテナを屋根上にあげるつもりはなさそうです。(よかった)

2011/04/07(木)UHFチェッカーはヤメ

 地デジアンテナを設置するときに、UHF チェッカーがあれば便利かな?と思いましたが、買うのはやめました。チェッカー単体で受信レベルが測れるわけではないからです。アンテナがないと無意味です。

 今回は屋根に上るつもりはないし、平屋だから2階もありません。台所の液晶テレビ(20 インチ)を「お供」にすれば事足ります。そんなに広い家ではないので、ケーブルが 10m もあれば、テレビはそのままの位置でもよさそうな・・・

 UHF チェッカーは、家庭用なら数千円で売っています。日本アンテナの NL30S は、BS チェッカーと兼用です。我が家以外にアンテナ設置を頼まれているところがあれば、ひとつ持っていると便利ですが・・・
 実家も伯母さんちも対応済みだし、ほかに設置を頼まれそうなところはいまのところなしです。「酸化セリウム」の先生は CATV の有料視聴ですが、アンテナを立てるとなったら自分で買うでしょうね。(そういうの好きだから)

 昔、顔見知りの写真店に立寄ったら、オヤジさんが出かけるところで、「ちょうどよかった、付き合ってくれ」と頼まれました。聞けば、お客の家にテレビのアンテナを立てに行くんだそうです。(なんで写真屋が・・なんで私が・・)

 このオヤジさんは家電製品にも手を出していて、オーディオ・ビデオも扱っていました。屋根の上と部屋のテレビで、人手が二人必要だったみたいです。まずは、おっかなびっくりで二人とも屋根に上がってと・・・
 周りをグルリと見渡して、「みんなアチラの方向だよな」と、アンテナの向きを決めていました。アンテナ工事は、あまりやったことがないみたいです。

 当時はケータイなんて便利なのはなかったから、「オーイ映ってるか~」「ハーイ映ってるよ~」と、上と下で大声でやりとりです。
 いまでも商売しているなら、チェッカーくらいは持っているべきでしょうね。
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