2008/10/28(火)チェキとPivi
もともとは、ケータイのプリンタとして発売されたのですが、対応機種が少なかったこともあって、人気はイマイチでした。(いまでもイマイチ?)
現行機種は、赤外線でデータを送信できるデジカメからもプリントできるようになり、対応機種が増えました。デジカメのプリンタとして購入するひともいるようです。
実勢売価は、安い機種で9千円前後ですかね。安いといえば安いでしょうが、遊び感覚で使うにはいいお値段です。フィルム代も要るしね。
フイルムというのが正しいのか、印画紙というのが正しいのか、微妙な存在です。メーカーは「Pivi専用フィルム」と言っていますが・・・
専用ということは、チェキには使えません。露光方式が違います。
フォーマットは同じでも、価格はPiviのほうが安く設定されています。チェキがカメラで撮影するのに対して、Piviは単なるプリンタです。「魔法のカメラ」に使うフィルムと違って、値段を高く設定できないんでしょうね。
1枚あたり約50円なら、そんなに高い値段ではありません。(撮ったその場で写真が手に入ることだし)
インクジェットプリンタや昇華型プリンタに比べて、機械自体が小さいから、バッグに入れて持ち運びができます。結婚式に呼ばれたら持っていって、その場でプリントして渡せば喜ばれると思います。
後でプリントして送ったり、持っていったりする手間とコストを考えれば、かえって安くつくかもしれません。
フィルムはお得な3個入りか5個入りのパックがお奨めです。10個入りもあるけど、100枚は要らないでしょうね。チェキと違って、いちいちプリントしないといけません。データ転送の時間も考えないと・・・
2008/10/27(月)チェキの現行機種
FUJIFILMのチェキシリーズだと、現行機種は4機種です。そのうち一番低価格のinstax-mini7Sは、なんと!今年の6月28日に新発売のカメラです。
このクラスの機種は価格が安いこともあって最も売れ筋で、ボディーカラーや一部機能を変えながら、かなり前から販売されています。mini7Sの特徴はストロボが常時発光になったことですかね。
ブライダルパックにされているのは大抵この機種です。価格が安いからでしょうね。
実は、この機種は結婚式の撮影には不向きです。室内モード(手動でセット)で、1/60秒 F12.7というスペックでは、ストロボ光が届かないところは写りません。フィルムの感度がISO800でも、3m離れたら露光不足になってしまいます。
富士フイルムのチェキシリーズには、上からinstax-mini55、mini50、mini25、mini7Sの4機種があります。
1/3~1/400秒の電子シャッターを使っているのは、mini25から上の機種です。mini7Sだけが1/60秒固定になっています。
自分でチェキを用意するならmini7Sだけは避けたいですね。
でも、結婚式場が斡旋しているブライダルパックは、ほとんどがmini7Sクラスです。斡旋する業者は、もう少し写真の勉強をして欲しいですね。
何でも低価格に走る消費者の姿勢にも問題はありますが、良い写真を撮るためには多少高くてもこの機種がいい!と説得できるくらいの基礎知識を身につけてもらいたいと思います。
本来ならメーカーがサンプル写真を持って、式場を回って説明するべきでしょうが、「バックギア全開!」の銀塩部門には、そんなゆとりは残っていないのかもしれません。
2008/10/26(日)結婚式と「チェキ」
インスタント写真は、ポラロイド社のポラロイドと、富士フイルムのインスタックスがあります。
プロの連中は、FUJIFILMを使っていても「ポラを引く」と言います。社名が代名詞になったのは、アクアラングと一緒です。(テトラポッドも社名とか)
結婚式でよく使われているのは、FUJIFILMの「チェキ」です。正式にはinstax-miniといいます。カメラ自体の価格が安いこともあって、アルバムやサインペンを同梱したブライダルパックを用意している式場もあります。
撮ったその場でプリントが手に入るのが、根強い人気の源ですね。
デジカメの普及で、インクジェットプリンタを用意する式場も現れました。安いプリンタだと1万円前後なので、ペーパーなどのグッズをセットにして販売するところが多いようです。レンタルだと管理が大変だからでしょう。
チェキは撮った数分後に画像が現れます。プリントする手間が要らない代わりに、専用カメラが必要です。1台しかなければ、ひとり分です。
デジタルカメラは皆が持っているので、シャッターチャンスが広がります。何種類かのメモリに対応しているプリンタなら1台で共用できます。プリントする手間は要りますが・・・
どちらがいいかは、一長一短ですね。
チェキは、1ショットでプリントが1枚しか手に入らないから、値打があるといえばあります。カードサイズでカワイイし、それと珍しいしね。
デジカメはデータが残るので、後で何枚でもプリントできます。珍しくもなんともないけど実用的です。
結婚式当日にプリントをいっぱい手に入れたいなら、両方用意することになります。
チェキは1ショット1枚だから、プリントを自分の手元に残すためには散逸防止策が必要です。新郎新婦の専用アルバムを用意しておくといいですね。