2008/10/27(月)チェキの現行機種

 結婚式で根強く使われているインスタントカメラは何機種かあります。
 FUJIFILMのチェキシリーズだと、現行機種は4機種です。そのうち一番低価格のinstax-mini7Sは、なんと!今年の6月28日に新発売のカメラです。

 このクラスの機種は価格が安いこともあって最も売れ筋で、ボディーカラーや一部機能を変えながら、かなり前から販売されています。mini7Sの特徴はストロボが常時発光になったことですかね。
 ブライダルパックにされているのは大抵この機種です。価格が安いからでしょうね。

 実は、この機種は結婚式の撮影には不向きです。室内モード(手動でセット)で、1/60秒 F12.7というスペックでは、ストロボ光が届かないところは写りません。フィルムの感度がISO800でも、3m離れたら露光不足になってしまいます。

 富士フイルムのチェキシリーズには、上からinstax-mini55、mini50、mini25、mini7Sの4機種があります。
 1/3~1/400秒の電子シャッターを使っているのは、mini25から上の機種です。mini7Sだけが1/60秒固定になっています。
 自分でチェキを用意するならmini7Sだけは避けたいですね。

 でも、結婚式場が斡旋しているブライダルパックは、ほとんどがmini7Sクラスです。斡旋する業者は、もう少し写真の勉強をして欲しいですね。
 何でも低価格に走る消費者の姿勢にも問題はありますが、良い写真を撮るためには多少高くてもこの機種がいい!と説得できるくらいの基礎知識を身につけてもらいたいと思います。

 本来ならメーカーがサンプル写真を持って、式場を回って説明するべきでしょうが、「バックギア全開!」の銀塩部門には、そんなゆとりは残っていないのかもしれません。
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