2010/04/24(土)ハードディスク切替器
一番単純なやり方は、ハードディスクへの給電をオン・オフする方式です。SATAはそれぞれ独立しているので、スイッチで給電するHDDを切り替えてやれば、起動するOSを選択できます。
面倒なのは、IDEで接続したHDDです。マザーボードやBIOSによっては、スレーブから起動しなかったり、特定のOSがインストールできない事態が想定されます。
マスターとスレーブの2台を切り替えるには、ドライブ背面のジャンパピンの設定変更が必要な場合があります。IDE対応の切替器には、それ用のコードがついている機種もありますが・・・
2台のHDDをプライマリーとセカンダリーのマスターに設定しておけば、給電だけでOSを切り替えできると思います。問題は、スレーブ接続したCDRなどの機器が動くかどうかです。
構成に応じて切替器をオーダーメイドしてくれるところもあるようですが、お値段がちょっと・・・
切替器でOSを選択するなら、SATA接続のHDDを使うのが賢明な選択でしょうね。単純に給電だけで制御する切替器は、2,000円前後からあります。
パーツを買ってきて自作してもそのくらい掛かるから、市販品をそのまま使うか、流用して改造したほうが手っ取り早そうです。
それ以外に、リムーバルタイプのHDDを使って、起動するOSをHDDごと入れ替える方法がありますが、内蔵型の3.5インチよりも高くつきます。
ほかのPCで動くわけではないから、リムーバブルにする意味はなさそうです。入れ替えて使うのならデータディスクですね。
2010/04/23(金)デュアルブートの解除
いずれ9.10は削除することになります。入れたHDDを領域開放するという単純な方法で、デュアルブートを解除できればいいのですが・・・
別のHDDにUbuntuをインストールした場合でも、起動前にブートセレクターが表示されるはずです。一旦書き換えられたHDDのブートローダーを元に戻さないと、Windows XPが起動しないように思います。もう一度 XPを初めから入れ直すハメになっても困ります。
実際には、XPのインストールCDから「修復」を選んで、コマンドプロンプトで「fixmbr」と打ち込めば、初期状態に戻せるようです。
プレインストールのパソコンだと、リカバリーCDはあってもインストールCDがない場合があります。XPならマイクロソフトのサイトから、「インストール用起動ディスク」が作れます。一応、製品版用ということになっていますが、建前でしょうね。
詳しく解説しているので難しくない作業です。ただし、3.5インチのフロッピーディスクが6枚も必要です。ネックは手元に未使用品が6枚残っているかどうかです。
FDDのないノートパソコンだと厄介ですが、幸いにも自作のデスクトップだから、作っておけばインストールCDを手元に置いてないときでも修復可能です。
何かのときのために、用意しておいたほうがよさそうですね。その前にフロッピーディスクを1箱買ってこないと・・・
2010/04/22(木)LINUXのフォーマット
LINUXもディストリビューションによって、推奨のフォーマットが違います。大抵は FAT32で大丈夫なようですが・・・
フリーソフトを使って、32GB以上の領域をFAT32でフォーマットすることは可能です。ただし、1ファイル4GBを超えるデータが扱えないので、動画などには不向きです。
NTFSは、読込みはできても書込みに不安があるとの指摘があります。最近では、wibiという機能でNTFS領域に Ubuntuを標準でインストールできるようになったとか・・・
デュアルブートでデータを共有するなら、NTFSも選択肢のひとつです。
実際にインストールするつもりはないのですが、興味半分で Ubuntu 9.10のインストーラーを起動してみました。
日本語を選択し、日付と時間の設定後に、キーボードもJAPANを選んで次に進むと、ハードディスクのパーテーションが表示されます。Windows XPがインストール済みであることがわかります。
500GBのHDDを2つのパーテーションに切り、どちらもNTFSでフォーマットしてあります。どちらのパーテーションに入れるか、それとも新しく領域を確保するかが選べます。Ubuntu 標準のext3ではなく、NTFSのままインストールするようです。
もし入れるとすればIDE接続の40GBのハードディスクです。FAT32でフォーマット済みです。
ところが、このドライブが表示されていません。一旦領域開放してやってみても同じです。原因はフォーマット形式ではないような・・・
「ディスク全体を使う」という項目を選択しないと、HDDを指定できないようになっていました。この場合、そのHDDのすべてのデータは失われます。