2017/12/02(土)セキュリティーよりも事故防止を

 自宅のセキュリティー強化のためにあれこれ対策をしていますが、それよりも優先すべきなのは事故防止です。盗難などの被害は自分たちだけの問題ですが、火災事故や交通事故はほかの人にも害を及ぼします。ガス検知器は家内が用意しているそうで、いずれ設置するとして、当面の課題は駐車場から出庫するときの事故防止です。

 道路に面した駐車場には、車が2台とめられます。幅が 5m とやや狭めなので、運転席側が広くなるよう、前後逆向きにしてとめています。家内の車は前進でとめるので、出庫のときはバックで出る形になります。地面から 160cm の高さの塀があるために、車からは歩行者や車が来ても見えません。ちょっとお尻を出してみて、それからゆっくり車を出していました。(こりゃ危ないわ)

 出庫するときに回転灯やブザーなどで警告できれば、ある程度は接触事故を防止できそうです。センサーで自動感知する方式は誤作動が多いし、そもそも出るときだけ感知するシステムは大掛かりで高コストです。かといってリモコンで作動する回転灯で手ごろなものは、なかなか見つかりません。(こりゃ困ったな)

 八方ふさがりのことろでふと思いついたのが、家庭用の防犯システムです。リーベックスから、センサーが作動すると光と音で警告する装置が出ています。もちろん手押しのボタンでも作動します。これなら車のシフトレバーをバックに入れ、さぁこれから出るぞ!というときにボタンを押せば、15 秒間、光と音で警告してくれます。(もっと長くもできるけど、その次は2分間だからちょっと長いよね)

 発信器の電波を受けて作動すると、赤い LED ライトが点滅して同時に警告音(サイレンや犬の鳴き声など)も出せます。しかも AC アダプターの電源がとれない場合は、単二型アルカリ電池3本で作動します。毎日 10 回、光と音で 15 秒間作動させても1年間持つそうだから、かなりの優れものです。実は、これをアコーディオンフェンスや勝手口の開閉センサーと連動させて、防犯用に使うつもりで検討していました。(本来の用途はこちら)

 いちおう防滴機構になっているから、駐車場出口のパーゴラの柱につければすぐに使えます。でも警告灯が赤色というのが気になりました。対歩行者では車のほうに注意義務があります。歩行者優先というやつです。赤色灯ではちょっと警告がどぎついのでは?と考えました。そこで回転灯用の黄色の替えグローブを用意し、プルボックスに被せて、ブロック塀の角に設置しました。装置に元々ついていた赤色カバーは外してあります。(これでメーカー保証外?)
回転灯風の警告灯

 実際には裸の LED も赤色だったので、黄色のグローブを被せても中の光は赤色です。でもそれでいいんだわ。見た目が優しければそれでいいの、威圧的じゃなければね。LED ライトは点滅じゃなくてウェーブモード(波打つやつ)にしました。音はブザー(断続的にブッブー)です。サイレンはいけません。あくまでも控えめに注意を促すスタンスでないとね。でも控えめ過ぎて昼間はライトがあまり目立たないかも?

 黄色のグローブにこだわったのは、万一防犯装置が作動したときに同じ警告灯だと「オオカミ少年」になる可能性が大… ということもあります。この装置を赤色カバーのまま2ヵ所に設置する予定です。侵入者を検知して赤色灯が点滅してるのに、「またあそこの奥さんがお出かけだわ」と無視されたのでは、なんのためにコストをかけたのかわかりません。もちろん警告音も変えるつもりです。

 実際に作動することはないかもしれない(それを願っている)けど、動いたときに威力を発揮しないものは防犯設備とは言えないでしょうね。
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