2011/08/16(火)小型冷蔵庫は引越荷物?
重量があるので引越荷物の扱いになると言います。フリーダイヤルの番号を知らせるので、そちらで手配してほしいとか・・・
一定の大きさと重量を超えると、宅急便ではなくクロネコ便の扱いになることは、事前に調べてありましたが、まさか引越荷物と言われるとは思いませんでした。
聞いた番号に電話しかけてやめました。どうも話が変です。大きさも重さもクロネコ便の規定内のはずです。ネットでクロネコ便の番号を調べて、そちらへ聞いてみることにしました。
荷物の体裁と重量を説明すると、すぐに立寄るよう手配してくれました。積めるかどうか、荷物の状態を見て判断するそうです。最初に電話したオペレーター嬢とはずいぶん違う前向きな対応でした。
宅急便のドライバーが来て、一人では持てないので家財扱いで出直すと言います。確かに一人で積み降ろしするには辛い荷物です。(ここで折れては振り出しに・・)
被災地では、このクソ暑いのに冷蔵庫もなしで我慢している人がいる、1日でも早く届けたい、手伝うから積んで行ってくれ、と頼みました。
被災地への支援物資と聞いて、それでも尻込みするようではクロネコの看板が廃ります。話のわかるドライバーで、よしきた!とばかりに、二人がかりで積み込みました。降ろすのは大変だと思いますが、営業所に戻れば誰か手伝ってくれる人がいるでしょう。
それにしても、最初に電話に出たオペレーターは、冷たくて事務的でした。言われるがまま引越荷物で頼んでいたら、到着が遅れたうえに、送料が倍近く掛かっていたところです。
運送業は、ただ荷物を運ぶだけじゃありません。人の想いも一緒に運んでいるのを忘れないでほしいと思います。(集配の兄ちゃん、ありがとね)
2011/08/15(月)被災地支援のプロジェクト
今回は、大津波で倒された高田松原の赤松に被災者の祈りを記し、護摩木に使う予定でしたが、その話は一旦ご破算になります。放射能を心配する声が寄せられたのを理由にしていました。その後、非難の声に京都市が動きますが、最終的に見送りとなりました。
高田松原の倒木を五山の送り火に使うプロジェクトは、地元以外の個人の呼びかけがきっかけだったそうです。歴史と伝統のある行事とコラボするには、事前の調査と詰めが甘かったのかも?
このほかにも東北地方の被災地を支援するプロジェクトが、いくつかあります。早稲田大学の教授が始めた、被災地に家電製品を送る運動は、新聞・テレビでも報道されました。「ふんばろう東日本プロジェクト」という名称です。
使っていない冷蔵庫があったので、サイトを通じて「支援したい方」に登録しておきました。この春まで娘が大学の寮で使っていた小ぶりの2ドアです。
「支援してほしい方」のリストを見ると、冷蔵庫は大型のものを希望する声が目立ちます。家族のいる家庭はそうでしょうね。うちのは老夫婦か単身者向きです。
先月行なわれた現地での配布会では、用意した量を上回る希望者が集まり、十分には行き渡らなかったと新聞に載っていました。(まだ足りないんだ・・)
しばらくして、プロジェクトチームからメールです。被災者宅へ冷蔵庫を送ってほしいという内容でした。登録してからずいぶん日にちが経っていたので、「もし、お手元にまだあれば・・」という文面でした。(もちろんあるわさ)
チームからは、個人情報の秘匿や商業目的に使わないことなどのお願いがありました。言わずもがなです。
送料はもちろんこちらの負担です。小型でも冷蔵庫となると宅急便では送れないので、トラック便の扱いです。梱包をしっかりしないと・・・
2011/08/14(日)仕上りに神経質な客はいま?
記憶に残っているのは、「てっちゃん」こと鉄道マニアの学生です。店で鉢合わせするたびに、仕上り結果で店主ともめていました。
仕上りが濃いとか薄いとか、色が違うというだけならまだしも、焼増しを注文するところを見ていたら、フィルムキャリアに挿入する方向まで、1コマごとに細かく指示していました。前から入れるか後ろから入れるかで、上下の切れる位置が微妙に変わります。神経質な客ですね。
1枚 25 円のサービス判で、何もそこまでしてやることはないのでは?と店主に言ったら、これには深い事情があるんだとか・・・
もう注文を受けられないと断ったら、その子の親が店まで来て、頭を下げていったんだそうです。いままで通ったすべての写真店で出入禁止になってしまい、頼れるところはもうお宅しかない!と懇願されたと言います。親バカもいいところですね。
一旦ブチ切れしたものの、人のいい店主はそれ以来、忍耐強くこの学生の面倒を見てきました。もっと細かいことを言いたいだろうに、ずいぶん我慢している様子だと、寛大な言い方でした。(お人好し!)
こういう神経質なタイプの人は、ネガを使っちゃいけませんね。リバーサルを使うべきです。現像結果はその都度微妙に変わるものの、基本的に撮影結果は自己責任です。取り次ぐだけなら店の精神的負担は軽減します。
いまはデジタルカメラで撮っていると思います。おそらく自家プリントでしょうね。自分の好きなようにすればいいし、誰にも迷惑は掛かりません。
写真のデジタル化で、写真店は割を食いましたが、手に負えない客から解放されたことだけは幸いです。ひょっとすると、お人好しの店主は寂しい思いをしているのかもしれませんが・・・