2012/02/14(火)スタジオ関連企業はいま?
こども写真館が成長産業だと聞いて、他業種からの参入が相次ぎました。スタジオ設備から衣裳まで、経営ノウハウも含めて一式を斡旋するビジネスの話題が、経済紙や業界紙を賑わせた時期もありましたね。現在、こども写真館は、すでに淘汰の時代に突入しています。
京都の展示会で、写真館の奥さんに連れられて行った子供ドレスの会場に、見慣れた顔ぶれの一団がいました。スタジオ関連企業のブースです。子供ドレスのメーカーと共同で、ホテルの一室を借りて展示会をやっていました。
ストロボメーカーのプロペットや背景装置のハーレー、デジタル写真集の制作業者など、いずれも写真業界の面々です。
子供ドレスを見に来るのは、写真スタジオ関係だけだから、ここで網を張っていれば、注文が取れると踏んだんでしょうね。すでに設備はあるし、写真集の制作ルートも持っているはずです。そう甘くはないと思いますが・・・
ハーレーの人に会うのは何年かぶりです。以前スタジオ写真フェアで当時の社長と話をしたときは、規模を縮小して本業のスクリーン事業だけでも残すようなことを言ってました。飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、こども写真館が飽和状態になり様変わりです。
現在は創業者のご子息があとを引継いでいます。初対面でしたが、もらった名刺の名前を見て「息子さんですね」と言ったら、少し驚いた様子。ほかから聞いた話では、デジタルにめっぽう強いそうだから、何とか時代の波を乗り切っていくでしょう。
2012/02/13(月)小学生の卒業袴
大学の卒業式に女袴というのは常態化していますが、小学校の卒業式に袴姿というのは珍しいですね。聞けば、女の子のほかに男の子もいるんだとか・・・
さずかに小学生の男子は、一般的な黒の紋付袴が希望だと言ってました。成人式でよく見かけるバカ殿姿みたいな派手な衣裳でなくてよかったですね。小さいころからアレでは、先が思いやられます。
ただし、この世代の紋服は、扱っているところが少ないのが実状です。中学高校の卒業生だと大人用でもいいのですが・・・
蛇の道はヘビで、撮影用衣裳を専門に扱っている企業があります。大人用も扱っていますが、どちらかというと子供用がメインです。案の定、11~12 歳用の紋服がありました。
そこの社長の話によれば、地域によっては需要があるそうです。扱っている店は、宣伝しなくても父兄や児童の口コミで集客できるんだとか・・・
ほとんどの小学校では制服がないからでしょうね。私服だから服装は自由のはずです。でも、羽織袴や女袴姿の児童が現れたら、学校側はビックリするでしょうね。
式典できちんと正装するのは間違いではないから、袴姿を禁止するのは理にかなわないし、かといってそういう風潮が広まると、平等を謳う教育上どうかという議論も起きそうです。成人式で振袖を禁止にした、アホな自治体みたいな対応も考えられます。
こういう問題になると、先生方も含めて学校側に対応能力が欠けているような気がします。卒業式にモーニングコートを着るのは校長先生だけ・・なんて言ってるうちは、式典での正装とは何ぞやを語る資格はないのかもしれません。
2012/02/12(日)七五三の新作衣裳
明日からは東京に会場を移して開かれます。その次は福岡だそうです。七五三といえば秋の行事なのに、ずいぶんと早いですね。
七五三は伝統衣裳のはずなのに、新作発表会というのは変な気がします。毎年絵柄が変わるようなものではないのでは?
新作発表会を行なうのは、ブランド衣裳を手がけるメーカーです。おじゃました先では、タレントブランドや子供服ブランドの七五三衣裳の新作を並べていました。イベントや雑誌などで紹介されたりするから、こども写真館にとっては外せないアイテムのようです。
和装ブランドとして根強い人気の Japan Style は、今年のキャラクターに「照英」を起用していました。タレントの高橋照英です。そういえば昔、戦隊ものに出てましたっけ。
ことし長男が満5歳、長女が数えで3歳になるそうだから、当たり役かもしれませんね。
もう一つの自社ブランド「九重」のキャラクターは藤本美貴だそうです。聞いてもピンときませんが、我々が知っているようでは終わってます。モー娘だったとか・・・
写真館の奥さんは、「私達が知らなくてもお客さんが知っていればいいから」とか言ってました。知ってる人いますかね。
去年は確か「あしだまな」だったような記憶があります。今年の起用を見送ったのは、愛菜ちゃんのギャラが高騰したせいでしょうか?
企業としては、安い時期に契約して、宣伝期間中に人気が出ればラッキー!といった考え方のようです。あまり人気が出過ぎると、来期のギャラが一気に上がって痛し痒しなんだとか・・・