2012/02/14(火)スタジオ関連企業はいま?
こども写真館が成長産業だと聞いて、他業種からの参入が相次ぎました。スタジオ設備から衣裳まで、経営ノウハウも含めて一式を斡旋するビジネスの話題が、経済紙や業界紙を賑わせた時期もありましたね。現在、こども写真館は、すでに淘汰の時代に突入しています。
京都の展示会で、写真館の奥さんに連れられて行った子供ドレスの会場に、見慣れた顔ぶれの一団がいました。スタジオ関連企業のブースです。子供ドレスのメーカーと共同で、ホテルの一室を借りて展示会をやっていました。
ストロボメーカーのプロペットや背景装置のハーレー、デジタル写真集の制作業者など、いずれも写真業界の面々です。
子供ドレスを見に来るのは、写真スタジオ関係だけだから、ここで網を張っていれば、注文が取れると踏んだんでしょうね。すでに設備はあるし、写真集の制作ルートも持っているはずです。そう甘くはないと思いますが・・・
ハーレーの人に会うのは何年かぶりです。以前スタジオ写真フェアで当時の社長と話をしたときは、規模を縮小して本業のスクリーン事業だけでも残すようなことを言ってました。飛ぶ鳥を落とす勢いだったのに、こども写真館が飽和状態になり様変わりです。
現在は創業者のご子息があとを引継いでいます。初対面でしたが、もらった名刺の名前を見て「息子さんですね」と言ったら、少し驚いた様子。ほかから聞いた話では、デジタルにめっぽう強いそうだから、何とか時代の波を乗り切っていくでしょう。