2010/02/10(水)ドレスショップはYahoo!の勝ち

 協力先のドレスショップ(FUGA)に聞いてみたら、ホームページにアクセスしてきた検索サイトは、GoogleよりもYahoo!のほうが断然多いそうです。先月1ヶ月のデータでは、Yahoo!が60%、Googleが21%だったとか・・・
 やっぱりね。本サイトとは逆の結果です。

 ウェディングドレスを探しているのは、ほとんどが20代30代の女性(花嫁)だから、Yahoo!が多いのは肯けます。それにしても3倍の開きがあるとは驚きました。
 他に順位が逆転しているものはないか、データを取寄せて比べてみました。ブラウザ・OS・画面の色・解像度は、いずれも首位は同じでした。ただし、1位のウエイト(構成比)が高くなっています。

 ブラウザは、Internet Explorerが89%(本サイトでは70%)とダントツです。FirefoxとSafariは各4%と少なく、ハナの差でSafariが名目上の「2位」でした。
 画面の色は、32bitが85%(同80%)と圧倒的です。なぜか16bitが11%(同8%)で2位につけています。24bitは4%(同12%)で3位でした。

 画像の解像度は、トップのXGA(1024x768dot)が32%(同24%)です。2-3位は逆転で、WXGA(1280x800)が24%(同17%)、SXGA(1280x1024)が16%(同19%)でした。
 一番気になるフルHD(1920x1080)は、1.6%(同4.1%)で9位(同7位)です。やはりまだ少ないですね。本当にこれからの主流になるのでしょうか?

 同じ結婚式にまつわるサイトでも、「結婚式を上手に撮る秘訣」とドレスショップのホームページでは、これだけの違いがあります。ほかの業種やジャンルも調べられたら、面白い結果が出るかもしれません。

 これからはケータイでインターネットの時代だとか、いろいろ言われていますが、まず現状をしっかり把握することです。定期的にデータを取りながら、将来を占ってみたいと思います。
 「数字は嘘をつかない」と言うけれど、読み間違いということはありえます。そのときは平にご容赦を・・・

2010/02/09(火)モニターの主流は?

 世間一般で使われているパソコン用モニターの主流は何か調べてみました。市販品の汎用モニターで、フルHD対応のものが増えてきたのが気になったからです。
 調べるといってもデータがその辺に転がってるふうでもないから、とりあえず本サイトのホームページ(bridal.foto-japan.org)にアクセスしてきたデータを見てみました。先月1ヶ月のデータです。

 ブラウザは、予想通りInternet Explorerが70%とダントツです。Firefoxが15%、Safariが10%と続きます。OSも予想通りWindowsが86%、Macintoshが13%と出ました。Linuxは皆無に近いですね。
 PC環境はこのくらいにして、肝心のモニター関係を見てみると・・・

 画面の色は、32bitが80%、24bitが12%で、大半がトゥルーカラー以上であることがわかります。16bitが8%、あとは1%未満で数字になりません。
 色数を落として無理に大画面にしているケースは少ないみたいです。そんな旧設計のグラフィックチップは、もうほとんどないと思います。

 一番気になる画像解像度(表示できる画素数)は、XGA(1024x768dot)が24%でトップでした。SXGA(1280x1024)が19%、WXGA(1280x800)が17%と続きます。
 うちの17インチCRTも捨てたもんじゃないですね。まだ現役で頑張れそうです。もっとも、ノート型がXGA/WXGAで、デスクトップはSXGAが主流と見るのが順当かもしれませんが・・・

 話題のフルHD(1920x1080)は4%で7位でした。5位のWUXGA(1920x1200)よりも下です。まだそれほど普及していないようです。これからどうなるか?ですね。
 これらのデータは、「結婚式を上手に撮る秘訣」という限られたテーマを扱うサイトにアクセスしてきたものだけを対象にしています。ほかのサイトなら別の結果になったかもしれません。

 ちなみに、サイトにたどりついた参照元(検索サイト等)は、Googleが40%、Yahoo!が32%でした。常識的には、日本ではYahoo!のほうが多いはずですが、結果は逆でした。女性はYahoo!が多数派のようだから、男性のアクセスが多いということでしょうね。

2010/02/08(月)写真の色検定と光源

 写真の色検定には、太陽光になるべく近い光源を使います。真天然昼光色の蛍光灯が理想です。一般的には、AAA(スリーエー)管と呼ばれるタイプがよく使われています。直管の40Wと20Wがあります。

 AAAとは演色性を表わす記号で、太陽光により近いものほど「A」の数が多くなります。AAAは最上級を意味します。ちなみに普通の蛍光灯は Aの字がないか ひとつです。
 演色性は、平均演色評価数「Ra」で表示されることもあります。太陽光と同じならRa:100です。スリーエー管の場合は、「AAA、Ra:98」のような表記になります。

 写真館は、色にうるさい館主が多いとみえて、スタジオの蛍光灯にAAA管やトゥルーライトを使っている店をよく目にします。ストロボ照明なら実際には蛍光灯の影響はほとんど出ないはずですが、気分の問題ですかね。
 ちょっと気のある写真店では、検品作業をする場所にAAA管を使っていました。色のわかる人ですね。色彩感覚のない人は、どの光源を使っても一緒です。

 こうしたことは百も承知で、あえて普通の蛍光灯を使う店主もいました。理由を聞いたら、「一般家庭は普通の蛍光灯だろ?」との返事。
 いくら写真店が太陽光と同じ条件で検品しても、お客がコタツの上でアルバムを開いて見るのは普通の蛍光灯です。だったら同じ光源で検品したほうが間違いない・・という言い分です。

 なるほどね。写真店のオヤジ連には偏屈なタイプが多かった印象がありますが、この人なんかは最たるもんでした。この店でプリントした写真は、お天道様の下では見ないほうがよさそうです。

 冗談はさておき、偏屈オヤジの言い分には、真理を突いた一面があります。パソコンのモニターと同じですね。いくら高性能のColorEdgeを使って作業しても、その画像を見る一般の人は汎用モニターです。
 だからといって、色調整の効かない激安モニターでいいという結論にはなりませんが、蛍光灯で例えていえば、AAA管でなくて AA管でもいいのでは?

 「こんな大波がホントに必要なのか! ウン、このくらいでも流せるんじゃないか?」というトイレのCMもありましたよね。(あまり関係ないか・・)
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