2011/02/10(木)家庭内LANの構築
セキュリティーを兼ねてブロードバンドルーターを導入している場合は、何台か接続できるように LAN ポートがついているはずです。ここと各 PC を LAN ケーブルでつなげば、回線業者との契約が1台でも複数のパソコンが使えます。
LAN の速度は、100Mbps か 1000Mbps(1Gbps)で、機器の性能とケーブルによって決まります。カテゴリー 5 のケーブルは 100Mbps まで、5e のケーブルは 1000Mbps までです。
カテゴリー 6 というのもありますが、ケーブルが硬くて引き回すのに難があります。ノイズ対策が不要なら 5e で十分でしょう。
最近では家電製品にも LAN 端子がつくようになりました。薄型パネルテレビやドアホンのほかに、電子レンジにも LAN 端子がついたものがあります。レシピを送るためです。
このほかにも電気ポットとつないで、毎日の安否確認に利用するなど、パソコン以外の接続機器が増えています。
ルーターの LAN 端子は、普通4~5個です。足りないときはスイッチングハブを追加して、LAN 端子の数を増やします。
ケーブルの取り回しが繁雑になるので、台所に接続機器が複数あるときは、台所にハブを設置すれば、そこまでの配線は1本で済みます。
幸いにも我が家の電子レンジや電気ポットには、そんな気の利いた機能はないから、いまのところルーターの端子ですべて賄えますが・・・
これから家を新築する場合は、家庭内 LAN の配線をどうするか、頭の片隅に入れておいたほうがいいかもしれません。AC コンセントでネットができる時代は、まだ先です。
2011/02/09(水)ADSLはいつまで?
とはいっても NTT は電話回線の光収容を進めています。ADSL はメタルのアナログ回線しか使えないので、いずれ廃止される運命です。ここ当分は問題ないとしても、いつかは使えなくなる日がきます。
通信速度にも難点があります。電話局までの距離によって、通信速度が大幅に減少したり、まったく使い物にならなかったりします。
電話局の端末装置から 1km も離れれば、速度は半減すると言われています。NTT の局までは直線距離で 1.3km。あまり期待できそうもありません。
他の回線と同様、ぶらさがる数が多いと速度が落ちるベストエフォート型です。光に乗り換える人が増えたこともあり、既に ADSL を利用している場合は、利用者減で速度が上がったケースがあるかもしれません。
それでも、実際にやってみないと判らないというのは、不安があります。申し込みに行ったら、きっとしつこく光を勧められるだろうし・・・
ADSL の利用者に「いずれなくなる」と、光への乗換えを勧誘する業者がいるそうです。中には、地デジ放送と同じで国家事業だと、嘘のトークをする者もいるとか・・・
人を騙して勧誘するのはいけませんね。光収容は NTT の方針で、国家事業ではありません。
電話回線の光収容が早いか、それとも現在ネット回線を利用しているケーブルテレビ会社が潰れるのが早いか・・どちらにせよ我が家のネット環境は、将来的な問題点を抱えているようです。
2011/02/08(火)イエ電は必要か?
それならいっそのこと、解約してしまっても生活に不便を感じることはないのでは? 業者から一方的に勧誘の電話がくることもなくなるし、振込め詐欺に遭う危険性もなくなります。
それでも解約しないのは、年に何回かは知人縁者からの電話があるからです。ケータイの番号を知らせておけば済むことですが、用事もないのに「固定電話をやめるから」と連絡するのはみっともないような・・・
飼い犬が「脱走」したときに、警察から「お宅のワンちゃんでは?」と、電話で知らせてきたこともありました。イエ電は、何かあったときのためのホットラインです。
停電しても固定電話は使えます。災害時には役に立つかもしれません。ただし、AC 電源を使わない旧タイプの送話器を用意しておく必要がありますが・・・
昔、通信販売の事業者と話をしたときに、申込者の信用調査をどうしているか尋ねたことがあります。その人いわく、固定電話があれば無審査で商品を発送しているそうです。イエ電は、社会的信用の一部なんですね。
たまにネット通販を利用することがあります。大抵は代引か前払ですが、相手はイエ電の有無を見ているかも?
そんなこんなで、我が家の固定電話はそのままにしてあります。たまに FAX を使うし、思いもかけない緊急連絡もあります。
ネット回線がトラブったときには、ダイアルアップで電話回線が使えるから、やめてしまうのは考えものです。