2019/09/09(月)防犯カメラをネットから分離 2

 防犯カメラと NVR レコーダーを独立したローカルエリアとして、インターネットから分離しました。外出先から確認するような使い方をしないのなら、ネットにつながっていないほうがセキュリティー面で安心です。頻繁にアップデートする装置はないしね。

 新しく購入したルーターを防犯カメラに充て、今まで使っていたルーターをそのままインターネットにつなぎます。TCP-IP のセグメントを変えて別の LAN グループにするのですが、防犯カメラは従来通りの IP アドレスでいくことにしました。10 台ほどのカメラをいちいち設定し直すのでは気が滅入ります。

 まず、防犯カメラのグループを従来の LAN から切り離します。LAN ケーブルの配線がややこしければ、一旦 POE スイッチと NVR の電源を落としても同じことです。いままで使っていたルーターの IP アドレスを新しいセグメントに変更して、インターネットがつながるようにします。このルーターは、ブラウザに IP アドレスを打ち込めば設定画面が開くようになっていて、詳細モードで IP アドレスが変更できます。

 次に、新規に購入したルーターをノート PC とイーサネットケーブルで接続します。同じメーカーだから、こちらもブラウザで設定画面が開きます。そして従来使っていた IP アドレスに変更します。これで防犯カメラと NVR のゲートウェイが同じ IP アドレスになりました。あとは、配線を変えて従来の LAN 環境から分離独立させれば作業終了です。

 ここでひとつだけ問題が生じます。すべてのカメラを LAN ケーブルで接続すればいいのですが、無線 LAN で接続していたカメラは SSID とパスワードが変わっているので画像が表示されません。新しいルーターの SSID とパスワードに変更する必要があります。カメラのリセットスイッチを押して、初期状態に戻してから設定をし直します。

 今回は WiFi 接続のカメラが1台だけだったので比較的簡単に設定変更できました。これが5台も6台もだったら大変です。カメラにリセットスイッチがなかったり、アプリで設定画面が開けなかったりしたら、もうお手上げです。上位機種のルーターを防犯カメラ用にして正解でした。これでしばらく交換することはないでしょう。

 もし外出先から自宅の様子を見たければ、別の IP カメラを用意すればいいことです。画像の転送はかなりの通信容量になります。10 台以上のシステムに外部からアクセスするのは非効率です。国内メーカーのネットワークカメラを1~2台用意して、比較的安全な環境で利用するのが賢明です。(ウチは必要ないけどね)
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