2019/08/08(木)狂い咲きの花は結実しなかった

 真夏には花が咲かないとされているパッションフルーツですが、梅雨明けの猛暑の中で連日のように開花しました。野外で越冬した株は成長が遅かったからかもしれません。梅雨の間の低温で花芽がついたみたいです。この時期に咲いた花は年内収穫が見込めるので、にわかに期待したのですが…

 獲らぬ狸の皮算用でした。人工授粉させたのに結実せず落花続出です。受粉に成功したかどうかは2~3日でわかります。実になる花は子房がぷっくりと膨らんできます。ダメな花は手で触るとフニャっとしてるかポロリと落花します。子房が黄色いのはまずダメです。

 見たところ結実したのは2個だけのようです。小さい実が生っていました。人工授粉したのは 20 個じゃきかないから1割以下ですね。温室で冬を越した苗は5月からバンバン実をつけています。やはり野外で越冬した株をそのまま育てるより新しい株に更新したほうが良かったのかも?

結実したのは2個だけ

 パッションフルーツを最初に植えたのは、台所の南側のグリーンカーテンにするためでした。夏場は午前中から日没前まで陽が当たります。南国の常緑樹だから霜にあたって枯れるまで活躍します。いつ撤去するか…だけの話です。秋に咲いた花の実がいくつもぶら下がっているから、たいていは枯れるまでそのままだけどね。

 冬に収穫(というか枯れた株から回収)した実は、完熟してないので室内で追熟させます。リンゴと一緒にビニール袋に入れておくとエチレンガスの効果で早まるみたいです。紫色にならずに青いままのはまずダメですね。紫色になっても未熟で食べられないものもあります。

 温室に移動させた株に生ってる実は、翌年の2~3月ごろに完熟します。それから考えると、冬に屋外で回収した実は食べられたら御の字の部類です。寒波がいつ来るかで結果が変わるから、こればっかりは運を天に任せるしかないですね。

2019/08/01(木)モミジアオイの白花が咲いた

 昔から「梅雨明け十日」とはよく言ったもんで、梅雨が明けてから連日のように晴れて猛暑の日が続きます。地球温暖化で世界的に異常気象が問題化していますが、こればっかりはセオリーどおりのようです。

 パッションフルーツは真夏に咲かないというけど、梅雨の間の低温で花芽がついたのか、連日開花しています。生育が遅かった屋外の越冬株にようやく花が咲いた感じです。いまごろの狂い咲きは、年内に収穫できる可能性があるからありがたい話です。

 9月になってから咲いた花は、結実しても完熟する前に霜にあたったり雪が降ったりで、株そのものが枯れてしまいます。収穫して室内で追熟しても食べられるかどうか微妙です。昨秋に咲いた花で結実したものは、温室に移動したもの以外は大半が廃棄となりました。色づいても中が未熟のままのが多かったですね。

 今日初めてモミジアオイの白花が咲きました。去年蒔いた白花の種は発芽が遅くて、赤花しか開花しませんでしたが、二年目にしてようやく白花が咲きました。赤花を育てたくて種を買ったら白もオマケでついてきました。実際に咲いてみると、白花もいいですね。掌大の一日花です。

モミジアオイの白花

 赤花の株は背丈よりも高くなっています。この前の台風のとき一足先に開花したみたいです。モミジアオイは別名「仏桑華(ブッソウゲ)」とも言い、ハイビスカスの仲間です。南国の花に見えますが、江戸時代には国内で園芸品種として育てられていたとか。私が初めて見たのは、奈良東大寺の境内にある花壇でした。

 同行していた写真クラブの会長が植物に詳しい人で、「ブッソウゲと言って仏様の花なんだよ」と教えてくれました。晩夏の青空に真っ赤な大輪の花がとても印象的だったのを覚えています。でもこの花、種も苗も市販されてないんだよね。

 愛好家がネットオークションに種を出品しているのを見つけ、わけてもらいました。ネットオークションでモノを買ったのはこのときが最初で最後です。別にオークションでなくてもよかったんだけど、ここしか見つからなかっただけのことですわ。郵送代も込で 200 円しなかったと思います。(ありがとね)
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