2025/04/11(金)懐かしの昇華型熱転写プリンター

 空き容量不足で PhotoShop がハングした写真館は、古いプリンターとプリントシステムを動かすために Windows XP を使っています。世間には、古い機器のためにまだ現役のところが一定数あるみたいです。少し前までは Windows 11 の普及率といい勝負だったとか。

 もちろんスタンドアローンです。XP マシンをネットにつないでいたら一発でウイルスに感染してしまいます。XP は「三匹の子豚」の世界だとワラの家だそうです。

 PhotoShop は動くようになったけど、証明写真などを出力するアプリがエラーを起こすようになりました。空き容量が少ないために画像が開けないのが原因かと思いましたが……

 自動起動のアプリで Windows が立ち上がると同時に初期画面が現れます。ここで係員を呼べ!と警告が出て、アプリの元 CD を入れるよう案内が出ます。ひょっとしてプリンタードライバーがない?

 不要なファイルを削除するときに、間違って消してしまったのかもしれませんね。

 ところが、ない! 元 CD が見つかりません。出てきたのは別機種の説明書と CD 一式です。プリンターは昇華型熱転写方式で、型式は DNP DS40 なのに、店にあったのは同じ方式でもコニカ RC602 用でした。しかも CD ケースにシールが貼られたままの未開封品です。

 コニカはミノルタと合併してコニカミノルタになった後、2006 年に写真事業を DNP に譲渡しています。全くつながりがないわけではありませんが、ちょっと変です。

 いろいろ調べているうちに、コニカの昇華型プリンターは神鋼電機製で、そのペーパー・インクリボンを DNP が供給していた実態が見えてきました。当時は、印刷会社がなぜ?と不思議に思った記憶がありますが、そういう関係だったんですね。

 ネットでググったら海外サイトで DS40 のプリンタードライバーが見つかりました。マニュアルもありましたが英語版です。ひょっとすると、当時は合併のゴタゴタで、日本語版の説明書と製品版のメディアがなかったのかもしれません。(それにしてもコニカとは……)

2025/04/09(水)まだ現役の Windows XP マシン

 先月下旬に知り合いの写真館から PhotoShop が動かないと SOS です。撮影した画像を開こうとしたらエラーになってハングしてしまうそうです。困りましたね。

 「仮想記憶ディスクに十分な空き容量がありません」という警告が出ているというから、作業スペースが不足しているのが原因のようです。処理した画像を保存し続けた結果、ハードディスクの空き容量がなくなったと判断しました。

 メールでは埒が明かないので電話でやりとりしました。C ドライブの空き容量が GB じゃなくて MB 単位まで減っていました。数十 MB じゃあ、ちょっと大きな画像を開いたらアウトです。

 隣の D ドライブは 108GB 空いています。PhotoShop の作業領域を C ドライブから D ドライブに変更するように言いました。そしたら無事に復帰したとか……

 「無事」じゃないんだわね。この状態では OS が立ち上がって PC が動いているのが不思議なくらいです。不要な画像を削除するか退避させて空き容量を増やすよう指示しました。

 この PC は、古い昇華型のプリンターで出力するために OS は Windows XP のままで、ネットにつながずにスタンドアローンで使用しています。ウイルスに感染した可能性は低そうです。

 こちらの予想に反して HDD に保存していた画像は大した数ではなかったみたいです。なんでそんな糞詰まりの状態になったんでしょうね。不思議です。こちらから出向いて作業するしかなさそうです。

 「ディスクの管理」画面で満杯の C ドライブとガラ空きの D ドライブの間に未割り当ての領域を作り、C ドライブを拡張することにしました。ところが XP では管理画面から領域の拡張ができない仕様になっていました。右クリックしてもその項目がありません。

 できるのは Windows 7 以降からで、XP はコマンドプロンプトから命令文を打ち込まないといけないみたいです。我が家には Windows 7 のデスクトップ機を1台だけ保存してありますが、 XP マシンは残ってません。XP の元 CD も知人に進呈して在庫なしです。

 持って行った USB メモリは認識しないし、片面2層の DVD-R メディアもダメでした。exFAT フォーマットは Microsoft から修正プログラムを引いてこないと認識しないみたいです。(しばし茫然)

2025/04/07(月)防犯カメラと屋外照明の消費電力

 現在は電灯線から電力を得ている防犯カメラと屋外照明を太陽光発電で賄おうという計画です。電力会社に払っている電気代がその分安くなれば、設備投資の一部でも回収することができます。

 どのくらい電気を使っているのか計算してみました。IP カメラはイーサネットケーブルを利用した POE 給電です。AC100V につないだスイッチングハブから給電しています。カメラ1台あたり数ワット程度。多いものでも 10W くらいです。

 LED 照明は明るさを抑えているので全部で 10W 程度。ハブの消費電力も含めカメラ1台あたり 10W 弱とみて、現在 11 台稼働してるから 100W の電球を 24 時間点けっ放しにしているのと同じ勘定です。1日 2.4kW、1か月 72kW、電気代は月2千数百円です。

 "セコ無" や "アル足" などの警備会社と契約するよりもうんと安く済みますが、何もなければ無駄な出費と言えなくもありません。掛け捨ての保険みたいなもんです。

 そろそろ機材の寿命がくるころです。順次更新するうちに消費電力も変わる可能性がありますが、現在の電気代で太陽光発電の設備投資が回収できるか試算してみました。

 欲目で電気代が年間3万円ほど安くなるとして、5年で 15 万円、10 年で 30 万円が回収できる計算です。10 年はちょっと長いから、自分の寿命も考えて7年くらいが妥当でしょう。約 20 万円です。

 このくらいの予算があれば太陽光パネルのほかに、充電池、インバーター、コントローラーなども含めてそこそこの設備が整いそうな気がしてきました。

 防犯カメラ網を 24 時間稼働させられる電力は1日約 2.4kW です。充電池の容量が 3000Wh 以上ないと心もとないので、ポータブル電源ではそれだけで予算オーバーとなります。単体のリン酸鉄リチウムイオン蓄電池なら 1000Wh×4台でもいけそうですが……

 それに充電できるだけの太陽光パネルが必要です。最低でも 800W~1kW は要りますかね。となると 20 万円の予算では厳しいなぁ。

 そんなことを考えて悩んでいるうちが花なんだわね。
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