2025/03/27(木)外出先で使える Windows PC

 小型パソコン Intel NUC に Windows 11 を無理やりインストールして延命することができました。モニターがある場所なら本体と周辺パーツを持ち込めば作業できます。

 「超人」先生のお宅なんかはこの方法でいけます。パソコンは置いてあるけどすべて Mac だから Windows 環境がありません。IP カメラが不調のときはこちらに SOS が来ます。カメラやルーターの IP アドレスを調べたり、設定を変更したりするときに使い慣れた PC が必要です。

 ノート PC を持っていけばいいじゃないの・・・という声が聞こえてきそうですが、手元のノートは死んでいるか、ディスプレイが壊れているかでアウトです。

 ノートみたいに AC 電源がなくても使える PC が1台くらいあると便利だけどね。

 そんなことを考えているときに、バッテリーで駆動する小型 PC が特売されているのを見つけました。去年あたりから価格が2万円を切って気にしてましたが、本体だけでは使えないので手を出さずにいた機種です。

 dynabook DE200 シリーズです。intel core i 7/5/3 と3機種あって、エントリーの core i3 が税込1万5千円切りだったので思わずポチってしまいました。もう1万円出せば i5 が買えるけど CPU の性能にこだわる使い方はしないから i3 で十分です。

dynabook DE200

 キーボードの左隣の白っぽい筐体が DE200 です。その左はテザリング用のスマホです。大きさ的にはスマホより少し長めで厚めといったところです。

 モニターは PHILIPS の 15.6 インチで、USB-C ケーブルで接続しています。PC 本体には USB-C のほかに USB-A 端子がひとつあるだけで、HDMI 端子はありません。USB-C がもうひとつあるけど、そちらは充電専用です。

 USB-A 端子がひとつしかないので、キーボードとマウスは USB ワイヤレスのコンボタイプを使いました。最初の Windows 10 セットアップで Bluetooth 接続機器を探す仕様になっているから、USB コンボじゃなくてもいいけどね。

 でも初期設定が始まってから気が付いた次第で、その辺の説明はない(というか簡素なペラの説明書しかない)からすべて手探りです。いかにも業務用といった感じです。

2025/03/22(土)Windows 10 の引っ越し_4

 Intel NUC を Windows 10 と 11 のデュアルブートにしたところで、次のステップに進もうとして考え直しました。Windows 10 を USB メモリから起動するようにして、eMMC の OS は消してしまう予定でしたが……

 今年の 10 月で無料サポートが終了する OS に拘る必要はない気がしてきました。Windows 11 が問題なく動くのであれば、そちらに移行したほうがよさそうです。

 celeron J3455 は Win.11 の対象外の CPU です。7世代の Apollo Lake で、Win.11 は8世代以降が対象だから・・・というのが理由のようですが、スペック的には条件を満たしているように思います。レジストリをいじって無理やりインストールしたら起動しました。いまのところ順調に動いています。

 Windows 10 の起動ドライブにするつもりで用意した USB メモリは、SSD に入れた Windows 11 の修復ディスクにしました。書き込み速度が遅いので、しっかり時間がかかります。こんなので OS を起動しようなんて、とんでもない話です。起動ディスクにするのをやめといて正解です。

 USB メモリは書き込み・読み込み速度ともに遅い媒体です。USB 3.1 で 10Gbps というのは理論値で、実際には速いものでも読み込み速度は 200MB/s(1.56Gbps) 程度です。今回使用したのは 70MB/s くらいですかね。書き込みの遅さは推して知るべしです。

 今回の作業中、UEFI の起動用画面で Windows か Linux を選択できる項目(OS Selection)があるのを見つけました。Windows 10 の無料サポートが終了したら eMMC に Linux を入れる手もありそうです。

 Windows10 以外の OS は利用できないと、半ば諦めかけていたのに、Win.11 は動くし Linux まで使えそうです。何でも調べてやってみることですね。

 エクスプローラーで見ると、Win.10 が入った eMMC は容量 27.3GB のうち空き容量は 1.83GB で真っ赤っかです。軽いアップデートはいけるでしょうが、重い累積プログラムは厳しい状態です。やはり Win.11 でいきますか。

2025/03/16(日)Windows 10 の引っ越し_3

 Intel NUC が Windows 10 と 11 のデュアルブートになったのはいいけど、eMMC が容量不足でWindows 10 が不安定です。アップデートのたびに容量を確保するようエラーメッセージが出ます。

 元々 32GB しかないところへシステム領域などにとられて OS の領域は 27.3GB しかありません。空き容量は 573MB でエクスプローラのCドライブは真っ赤っかです。これではちょっと大きなアップデートは無理ですね。

 小さな筐体でデバイスを増設するスペースはないし、やるとしたら外部の USB ドライブから起動するしかなさそうです。SSD の Windows 11 がまともに動くようなら、eMMC の OS は消してしまってもいいでしょう。

 手元にある USB メモリでまともに動くのは Windows 10 の回復ドライブにしている 32GB だけです。SD カードの 64GB が余っているから USB 接続のカードリーダーに差せば USB メモリとして使えそうです。

 実は Windows 11 のインストールディスクは 16GB の SD カードを使いました。起動ドライブも SD カードでいけそうですが……

 よく見ると NUC 本体に SD カードを差し込むスロットがついています。ここから OS が起動できるのでは ? と考えましたがダメでした。起動時にはこのスロットは認識されないみたいです。OS の起動後に SD カードを抜き差しすると増設ドライブとして表示されます。

 UEFI で確認すると USB は1~6まであり、すべて Enable になっています。筐体の USB 端子は4つだから、残りの2つは内部 USB で、そのうちの1つが SD カードスロットだと思います。でも起動時に認識されないなら仕方ないですね。

 再起動したり、そうこうするうちに eMMC の空き容量が 2.66GB まで回復しました。不要なファイルが削除されて領域が増えたみたいです。

 容量不足でアップデートできずに「再試行」のまま終わり、忘れたころに動かすと復活しているという不安定な状態の繰り返しです。そろそろ卒業しないと・・・
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