2010/07/31(土)コミュファも地デジに参入
光ケーブルに地デジ放送をパススルーで流すサービスを始めるそうです。月額 483 円だとか・・・
インターネットと光電話を申し込まないと利用できません。工事代が 19,635 円もするから、アンテナを立てたほうが安く済みます。例によって、3年とか5年とか長期契約を結べば、割引はありますが・・・
CATV 会社のデジタル-アナログ変換と違って、パススルー方式だから、アナログテレビにはデジタルチューナーが必要です。アンテナの代行をするだけで、工事代と月々の費用が発生するのは、どう考えても割に合わないですね。
テレビが何台あっても料金は一定だとか言ってましたが、そんなのがウリ文句になるんですかね。「ウチは要りません」と断ったら、「すでにアンテナを・・」「電波障害もなく・・」と、勝手にしゃべってました。
「ハイ、そうです」と返事したらスンナリ引き下がりました。嘘も方便です。
NTT の光テレビは、まだ提供エリアが限られています。インターネット回線工事は無料としても、光テレビの工事諸々に 22,470 円掛かります。フレッツ光の料金の他に、月額 682 円がプラスされます。
いずれのサービスも、地デジのほかに BS や CS 放送もカバーしています。ただし、視聴料は別契約です。アンテナが要らないだけですね。
コミュファの受付は明日からで、サービス開始は10月からだとか・・・
2010/07/30(金)大口径のCCTVレンズ
焦点距離 16mm や 25mm で、F1.4 とか F1.7 は当たり前、中には F0.95 なんてのもあります。
それでいて値段が高いかというと、そうでもありません。例えば 25mm F1.4 なら、新品でも1万数千円から2万数千円、中古なら数千円で手に入ります。
なぜそんなに安いのかというと、絞りとピントが手動という他に、レンズの設計基準が違うからです。VTR 用ならビデオ画像が見られる程度の画質で済みます。工業用途のラインセンサー用なら、物体が識別できる画質さえあればいいことになります。
イメージサークルが小さく、バックフォーカスが短いので、135 カメラには使えません。
スチール写真を撮るのが目的でないことは、頭の中に入れておいたほうがいいでしょう。写真の画質を云々するのはナンセンスです。
シャープな描写が写真の要素のすべてではないから、独特の味を楽しむつもりなら、興味深いレンズと言えますが・・・
多くの光学メーカーが、Cマウントのレンズを製造しています。CCTV 用やラインセンサー用のレンズです。タムロンあたりは有名ですね。
PENTAX は、昔買収したコズミカ光学のブランドで販売しています。COSMICAR です。
35-70mm F3.5-4.5 という一眼レフ用のレンズもありました。主に海外向けの低価格品ですが、国内でも一時ボディーとセット販売したことがあります。
大学や企業からの問合せがあって、工業用 COSMICAR レンズの仕様表一式を手元に置いていた時期がありました。いろんな規格のレンズが載っていて、見ているだけで面白かった記憶があります。
いま探しても見当たらないところをみると、誰かにあげたか処分したかでしょう。
2010/07/29(木)EマウントとCマウント
様子が変わってきたのは、マイクロフォーサーズの登場です。Cマウントのシネレンズをデジカメに取り付ける人が現われました。
フォーサーズのフランジバックは 38.67mm ですが、マイクロフォーサーズは 19.3mm です。Cマウントが 17.53mm だから、少しへこませれば無限遠にピントが合います。大判カメラのヘコミボードみたいな使い方です。
いままでほとんど見向きもされなかったCマウントのシネレンズは、中古市場では二束三文の扱いでした。ところがここへきて需要の急増で、相場が急騰しています。
元がタダみたいな値段だったから、急騰といってもしれていますが・・・
こうした動きは一過性のように思います。スチール写真のレンズと、動画用のレンズでは、設計基準が違います。「この描写力は素晴らしい!」と賞賛されるレンズは、少ないでしょうね。(あれば掘り出し物です)
シネレンズ特有の味を楽しみたいというのなら話は別ですが、ライカMマウントのレンズみたいな写りは期待しないほうがいいでしょう。
ソニーEマウントのフランジバックは 18mm と、Cマウントに近い数値です。シネレンズの流用を考える人がいても不思議はありませんが、撮像素子のフォーマットが大きいので、互換性に制約があります。
Eマウントに付けるなら、Cマウント以外のレンズを試したほうが実用性が高いと思います。