2017/11/11(土)ただのフレームから温室に変身!
春から骨組みだけになっていた「温室」にビニールカバーを被せました。よく「ビニール温室」と言いますが、暖房設備のないものはただのフレームで、温室とは言わないそうです。ウチのはちゃんとヒーターがあるから、押しも押されもせぬ温室です。外側はビニールだから押せばへこむけどね。
ペラペラのビニール1枚では寒かろうと、内側にプチプチを張って二重構造にしてあります。床は地面に接していないので、12mm のコンパネの上に 4mm のポリカ中空パネルを張り、その上にシルバーシートとビニール袋で防水した電気毛布を敷いて床暖房にしました。タイマーで夜だけ温めるようにしてあります。床下には砕いた炭を敷き詰めました。目的は虫除けですが、少しは遠赤外線効果があるかも?
ヒーターは 250W の対流式です。念のために 30cm 角のレンガタイルの上に載せ、サーモスタットで温度をコントロールします。昨冬は、霜が降りる気温より高ければいい…くらいのつもりで 10 度Cにセットしていました。8度くらいになるとヒーターが入り、 12 度あたりで切れる設定です。うんと冷え込む日でも5度を下回ることはなかったようです。
去年は、越冬させるのがパッションフルーツだけでした。今年はペピーノが増えたくらいです。同じでもよさそうですが、実をつけた株が多いのでもう少し温度を上げようかと考えています。去年の設定だと、収穫できたのは春になってからでした。できれば2月、遅くても3月中には収穫して、苗の成長を図りたいところです。室内で越冬したときは1~2月に収穫できたから、温度が高いほど早くなりそうな気がします。
日照時間は、朝のうちは入り口のある東側は全面に太陽光が当たりますが、昼近くになると南側の上半分くらいとなります。これが冬至が近づくにつれ屋根部分しか当たらなくなります。仕方がないので北側にシルバーシートを張って、レフ板効果で光を戻すようにしています。いずれにしても真冬は日照不足です。
少しでも光を当てようと、気休めで水耕用の LED ライトを吊るしてあります。昨年は太陽光が当たらない午後から日没まで点けました。床の方は厳しいけど、上の棚の苗にはある程度効果があると踏んでいます。真冬は日昼でも気温が 10 度ない日が続きます。晴れていても外に出すわけにはいかないので、この LED ライトが頼りです。