2020/05/13(水)パッションフルーツが開花した
[左が鉢植えの株。右が地植えの株]
写真左の雌しべは開いて下を向いています。これが正常です。一方、右の花の雌しべは立ったままです。午後になっても変わりません。こういう花は人工授粉しても結実しないことがほとんどです。株に負担をかけないよう、摘み取ることにしました。
パッションフルーツの花は寝坊すけで、開花が始まるのは 10 時頃です。音がするかと思うほど一瞬でパカッと開きます。このとき3本の雌しべはまだ立ったままです。それが徐々に開いて下を向きます。雄しべの花粉が熟成して授粉可能になるのは 11 時くらいですかね。
咲いた花は1日限りです。昼頃に人工授粉します。5つある雄しべの一つをもぎ取り、3本の雌しべに花粉をつけます。日本は大型の虫が少ないせいか、自然に受粉するのは1割くらいだと言われています。実を収穫するつもりなら人工授粉は欠かせません。
受粉しなかった花は翌朝まで咲いていることがありますが、そこで人工授粉しても手遅れです。咲いた日の夕方に受粉させて結実したことはあるけど、確実なのは昼頃から午後3時までのようです。受粉しなかった花は萎んで数日後には落花します。成功した花は子房が膨らんでくるから、結果は2~3日でわかります。
私は酸っぱいのが嫌いだから食べませんが、収穫を待ってる人が何人かいます。今年はいくつ獲れますかね。