2024/06/16(日)パッションフルーツは生り疲れ

 温室の外壁をポリカプラダンに更新し、万全の態勢で苗づくりに挑んだパッションフルーツは、今季は順調に育っています。やはり大苗の威力は絶大です。一方、普通サイズの苗は、グリーンカーテンには程遠い状態です。

 ここへきて、いままで順調に育っていた大苗の成長が、2週間ほど止まったままです。春の開花が実を結び、蔓も伸びていたのですが……

 成長が止まっただけではなく、咲いた花に異常が目立つようになりました。雌しべが立ったままの花が増えました。経験的にこういうのは人工授粉させても結実しないようです。


[雌しべが立ったままの花。人工授粉させたけど結実しない?]

 ここ3日間に咲いた花で雌しべがたったままのものは、9つ中9個です。一昨日は開花ゼロでした。どうやら生り疲れの様相です。

 パッションフルーツ農家向けのマニュアルには、主枝から分岐した蔓に4個続けて結実させたら授粉させるのを止め、少し間をおいてその先に2個ほど結実させたら限界と記されています。ほかのテキストには一蔓4個までとなっていました。

4個連続で結実

 確かに写真の4個の実の先は花が落ちています。そして先のほうに1個結実しましたが、それ以上は無理みたいです。一蔓4~6個が限界のようです。

 梅雨入り前ですが気温が 30℃を超えてきました。そろそろ花芽がつかなくなる時季です。蔓の先のほうにできかけた花芽は黄色くなっています。

 開花が一段落したら蔓が一気に伸びてきそうです。元々の狙いはグリーンカーテンだから、梅雨明けまでにもうひと踏ん張りしてもらわないとね。
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