2008/03/26(水)業務用ストロボ
一般向けのストロボは、発光部が決まった形をしているので、全力発光したときの明るさは一定です。業務用のストロボは、直焚きしたときと面光源にしたときで明るさが変わります。面光源には、パラソル(反射傘)と バンク(透過ボックス)があって、それぞれ明るさが違います。
バウンス(反射)よりもディフューズ(透過)のほうが効率が2倍程度良いとされています。
業務用のストロボは、発光部側の方式に左右されない電源部のパワーで光量を表示するようにしています。これがWS表示です。
ワットセコンド(WS)は、1秒間露光したときに写真電球なら何ワットの光量になるかで表しています。300WSは、300Wの写真電球を1秒間照射した光量に相当します。100Wの電球なら、3秒間露光したことになります。
実際には、業務用ストロボの閃光時間は数百分の1秒なので、300Wの電球を数百個並べたくらいの光量が、一瞬にして出ていることになります。かなり明るいですね。
ストロボ光は一瞬の光です。シャッター速度を遅くしてもストロボ光の露出は変わりません。その場の自然光(室内光)が効いてくるだけです。
デジタルカメラの時代になって、業務用ストロボは容量の小さいタイプが発売されています。150WSくらいのモノブロックタイプ(電源部と発光部が一体になっているタイプ)なら、アマチュアが使うこともあるでしょうね。