2009/12/29(火)写真スタジオの活用法
もう1面スクリーンを吊って・・と言うので、やめるよう進言しました。いまは立体背景の時代です。
写真集を売上の柱にするためには、変化に富んだカットをいかにたくさん撮るかが鍵になります。スクリーンをもう1面吊るよりは、建て込みを増やしたほうが得策です。広さは十分あります。
この店は衣裳も持っていて、色内掛やウェディングドレスを展示して広いスペースを埋めていました。1階が小売店舗、2階がスタジオという構成です。
1階の店舗は、オープン当初はいかにもカメラ店という商品構成でしたが、いまではカメラや写真用品はほとんど置いてありません。売場の大半を撮影用衣裳のストックスペースにしていました。
いっそのことDPと物販を捨てて、撮影業に専念したほうがいいと思いますが・・・
独立するまでは、地域ラボに勤めていたから、なかなかDPを捨てられないんでしょうね。長年身に染みついた体質です。
それでも、「あんたの言ってたとおり、写真のデジタル化は明治維新だったね」と、しみじみ語っていました。いまごろ正しかったと気づいているようでは遅すぎます。
広いスタジオスペースを活かして、立て込みのチャペルでミニ挙式ができるようにすれば、売上は一気に上がると思います。
でも、その話をしても絵空事のような顔をしているから、実行は難しいかもしれません。何年かあとになってから、「あのときチャペルを作ればよかった」と気づいても、そのときは手遅れでしょうね。