いままでに何冊かブライダル写真集を作りましたが、全く同じ内容のものを複数制作したことはなかったと思います。結婚した本人たちと、それぞれの実家に渡す分が、同じ内容であっていいはずがないと思うからです。
1冊ごとにオリジナルで作ります。もちろんテンプレートなんかは使いません。
そこまでするのは、頼まれた先が親戚だったり、知り合いだったからです。こちらも仕事でやっているわけではないから、効率とかコストなどとは無縁です。皆さんに喜んでもらえるよう、全力を尽くすだけです。
本人達に渡す分は、なるべく他の人を入れないようにしています。それが身内であってもです。花嫁と一緒にウェディングロードを歩く父親は仕方ないとして、できるだけその他大勢の扱いにするよう心がけています。
花嫁の扱いが大きくなるのは当然として、新郎の扱いをどうするかは、二人の性格を読んで判断しています。ダンナがあまり関心がないようなら花嫁中心で、ある程度気にしているようならそれなりの扱いにします。
それでも花嫁2に対して新郎は1ですね。花嫁の目から見れば、それでフィフティー・フィフティーです。
花嫁の実家に渡す分は、基本的には本人達と同じ構成です。新郎のカットを少なくして、そのぶん両親のカットを増やします。同居していない親族は、その他大勢の扱いでいいでしょう。仲の悪い親戚もいるだろうし・・・
相手側の親戚は、ほとんど入れません。集合写真があれば、それだけで十分です。
新郎家に渡す分は、かなり手を入れます。本人達に渡す分でも花嫁中心の構成です。大事な息子があまり登場しないのはまずいですね。花嫁のカットは二人並んでいるものだけにして、新郎のカットを増やします。
あとは新婦家と同じ考え方で編集します。父親がウェディングロードを歩くカットがないぶん、新郎家の当主をどう立てるかです。披露宴最後の挨拶は外せません。
かくして撮影の依頼を受けるたびに、相当な手間と時間を費やすことになります。これが仕事なら、ある程度の金額を頂戴しないと合いませんね。