2017/07/26(水)古いデスクトップPCをどうする
ずいぶん昔のモデルで、CPU は AMD の sempron です。どちらかというと廉価版の普及機ですが、当時としては機能てんこ盛りの素人受けするモデルでした。拡張メモリは 128pin の旧タイプで、フル実装しても 756MB までです。しかもケースはスリムタイプのオリジナルで、拡張性はほとんどない筐体です。
最後にリペアしたのは、Windows XP のアップデート終了に伴い、OS を入れ替える作業でした。マシンのスペックが低いので、Lubuntu や Linux Bean などの比較的軽い OS にするつもりでしたが、どれも正常にインストールできませんでした。CPU も統合型チップ搭載のマザボもあまりポピュラーじゃないから、どこかで引っ掛かってうまくいかないみたいです。タダで復活というのは虫が良すぎました。
Linux を入れるにあたり、使っていない HDD を寄付してそちらにインストすることにしました。いつでも XP に戻せるようにするためです。ところが、2台目の HDD を入れるスペースがありません。仕方がないので普段は使っていない光学ドライブを取り外して空間を確保し、無理やり内蔵させました。このリペアにはかなり苦労した記憶があります。
いろいろ悩んだ結果、Windows7 32bit 版なら何とか動くのではないかと考え、自分の OS を持って行って、テスト的にインストールしてみました。遅いながらもちゃんと動きます。これでいいとおっしゃるので、これ専用の OS を新規購入してもらい、私が寄付したほうの HDD にインストールすることにしました。費用は OS 代の1万円ちょっとでした。
こんな経緯なので、最近動きが遅くなったと言われても解決策は再インストールくらいしかなさそうです。Windows は使っているうちにレジストラにゴミが溜まって速度が遅くなります。更地に戻して再インストすれば、元の速度までは戻る可能性がありますが、本人はもうそろそろ処分したい考えのようです。
速度が遅くなったので最近はノート PC をメインにしているそうです。問題はデスクトップ PC のデータをどう確保するか?ですね。外付けの HDD にコピーしてもいいけど、そのあとデスクトップに内蔵の HDD をどう処分するかも問題です。外して破壊してから廃棄するのであれば、外付けの HDD ケースを買ってきて、それに入れた HDD からデータをコピー(あるいは読み込み)すれば省力化できます。
HDD の接続方式はいまどきの SATA ではなく IDE です。IDE の HDD ケースはほとんど姿を消してしまって、調べたところ数機種を残すのみです。もし無いようなら自分のを貸すつもりでしたが、まだ売られていたので購入してもらいました。値段も安いしね。