2009/01/04(日)シノゴの中古は激安
プロのカメラマン相手に材料を卸していた店では、年配の会長に久しぶりに会いました。足が悪くなって、あまり出歩かなくなったと言ってました。
それでもたまにブラリと出かけることがあって、中古のカメラやパーツを買ってくるそうです。
リサイクル商品を専門に扱う店で、カメラコーナーを設けているところがあります。中古カメラ店と違って、業界の相場とかけ離れた、激安価格の掘り出し物があるとか・・・
シノゴや中判カメラはダラ安だそうです。フィルムホルダーなどの付属品だと、アッ!と驚く捨て値がついていて、思わず買ってしまうと言ってました。売場をひと回りしているうちに、買われてなくなっていることもあるので、決断力がモノをいう世界です。
中古カメラ店は商品を抱え込みますが、リサイクルショップは回転率が命です。安く仕入れた商品は、定率を掛けるだけだから「激安」で店頭に並びます。
このリサイクル店では、長期に売れ残った場合は、ディーラー(仕入担当者)にペナルティーを課すシステムを採っています。あまり早く売れてもマイナス評価になるというから、担当者は大変ですね。
激安で即売でも、売れ残るよりはマシです。高級ブランド品と違い、カメラはマイナーなジャンルだから、買いも売りも安いんでしょうね。
そのうちブラリと覗いてみようかと思います。買うというより、手持ちの機材を処分するときに、いくらくらいになるかを見るためです。
きっと、こんな価格で売却するなら、持っていよう・・ということになりそうですね。
2009/01/03(土)大売出しの写真教室
この店は大学納品をしていたこともあり、参加者のなかにはインテリの写真愛好家も何人か見受けられました。先生方に「先生」と呼ばれるのは、いささか抵抗がありましたね。
いまでも写真を楽しんでいる先生方がおいでになるそうです。歳をとっても写真は楽しめます。80歳を過ぎて、デジタル画像処理をするお客さんもいるとか・・・
まだリバーサルフィルムの愛好家がおいでになるそうです。皆さん、それぞれ自分の好みに合わせて、写真を楽しんでいるというのは、うれしい話ですね。
写真教室の時間は、せいぜい2~3時間です。終わったあとは、みたらし団子と綿菓子のお手伝いをしていました。やってみると面白くて、ついついハマってしまいましたね。
食いはぐれたら、この道で食べていけるのでは?と思えるくらい、腕があがりました。1本50円のみたらし団子にも、奥の深い世界があります。モノクロ写真の現像処理に通じるものがありました。
そういうことからか、綿菓子づくりの名人は、暗室マンでした。彼の作る綿菓子は芸術品でしたね。かなり前に店を辞めましたが、彼なら綿菓子屋でも生計を立てていけると思います。
いまごろ、どこかの神社の境内で、綿菓子を作っているかもしれません。バチが当たるからと、初詣に行かない身としては、会う機会はないかもしれませんが・・・
2009/01/02(金)初夢は銀塩の回想?
初夢らしい夢を見たかどうかは覚えてないけど、昔の知り合いが何人か登場したような気がします。銀塩全盛時代の面々です。
昨年暮れに、久しぶりに知り合いのカメラ屋さんに顔を出したせいでしょうか? 皆さん変わりはありませんでしたが、元気はなかったですね。
新品のカメラはなくなっていて、中古カメラやクラシックものが、所狭しと並んでいました。息子さんが中古カメラの商売をしているからですが、半端な数じゃなかったですね。
商売を畳んだ写真屋から、まとめて買い付けているそうです。去年は廃業した写真屋が多かったそうで、別に倉庫を借りて保管しているとか・・・
安く買い取ってはいるでしょうが、中古を買う人は確実に減っています。店頭販売だけでは成り立たないので、インターネットで通販しているそうです。全国相手なら、まだ売れるんでしょうね。
息子さんがあとを継ぐまでは、どこにでもある街のカメラ屋でした。ご主人は大学など官庁納品の外販で、店は奥さんが切り盛りしていました。
毎年、夏休みと暮れに大売出しのイベントをやっていました。店の前にテントを張って、夏は金魚すくい、冬は餅つきがメインイベントです。
夏冬共通のイベントは、みたらし団子と綿菓子です。団子を焼く器具は業者リースでしたが、それ以外のものは全部自前で揃えていたから、イベント好きの一家ですね。なんと!テントは店名入りでした。
売り出しといっても、カメラや写真用品はあまり売れません。「主催者側発表」は、いつも「今年はお団子が○百本!」でしたね。フィルムの販売実績ならメーカーも喜ぶところですが・・・
大売出しは、ずいぶん前にやめました。あの綿菓子機はどうなりましたやら・・・