2011/02/22(火)女性を意識した写真用品
女性好みの色を使ったカメラバッグやポーチ、ストラップなどは前からありました。ハクバでは、女性向けのストラップやカメラケースを集めて「GIRLS PHOTO」コーナーを設けています。
さらにエツミの「フォト女」シリーズのように、サイズやデザイン自体が女性用に作られたカメラバッグも登場しました。
スリックは、本体が白、パーン棒とネジがピンクの三脚を展示しています。ネックレスみたいなキラキラしたストラップまで付いていました。バッグに収まる大きさです。
山歩きをする若い女性層が増えたように、写真の世界でも女性の占める割合が増えているようです。
フィルターもカラフルになりました。カラフルといっても外枠の色です。定番の黒・シルバーのほかに、青や緑、ピンクなどが「新色」として登場しました。
PENTAX K-r のオーダーカラーや LUMIX G シリーズの影響でしょうか? 発端はミラーレス機などの女性ユーザーを狙った企画だと思いますが、今回は従来なかった 55mm 径が追加されています。
普及型のレンズに赤枠のフィルターを付けたら、なんとなく高級レンズになったような気がしたりして・・・
そういう用途ならゴールド枠もあっほうがよさそうです。外枠全体ではなく、細いラインが1本あればいいような・・・
オジサマの発想はセコイというか貧困ですね。
2011/02/21(月)諸刃の剣のミラーレス
もうしばらくデジイチで稼ぎたいというのが本音だと思います。
デジタルカメラはフィルムカメラと違って、撮像板で受けたプレビュー画像を背面の液晶パネルに表示できます。いわゆるライブビュー機能です。ミラー式のファインダー機構がなくても、パララックスのないリアルタイムのプレビュー画像が得られます。
この恩恵を一番受けられたのは、コンパクトタイプとレンジファインダータイプですが、ミラー式の一眼レフは、その機構を受け継いだまま存続しました。
高級機イコール一眼レフ、という一般的な認識に便乗した形です。ライブビュー機能を活かし、レンジファインダー式の欠点をクリアした、レンズ交換式のミラーレス一眼が登場したのは、まだ最近の話です。
オリンパス・ペンの復活を謳い文句にしたミラーレス機は、マイクロフォーサーズでした。ポケットフィルムとほぼ同じフォーマットで、135 換算で2倍の焦点距離になります。
ソニー NEX は、デジタル一眼レフと同じ APSC サイズの撮像板を採用しました。フランジバックが短いから、ライカなどレンジファインダー用のレンズも、マウントアダプターを介して着用できます。デジタル一眼レフのみならず、旧来の銀塩カメラの交換レンズの大半が使用できるようになりました。
オリンパスにせよソニーにせよ、トップシェアのメーカーではありません。掴んだシェアを守るのではなく、攻撃する姿勢で臨んだのが、新しい風を呼び込む結果となりました。
ニコン・キヤノンが、守りの姿勢でミラーレス機を投入しても、決してよい結果にはならないと思います。
2011/02/20(日)ニコンのミラーレス機
コンパクトタイプでは、COOLPIX P300 に人気が集まったようです。24mm からの 4.2 倍ズーム内臓で、24mm 側の開放値は F1.8 と、このクラス最高です。
電源を切ってもレンズが完全に沈胴せず、前に突き出ているのは、カメラらしいというかニコンらしいイメージです。
去年噂された1インチのミラーレスを出すくらいなら、こういうコンデジで勝負したほうがいいと思います。交換レンズをどうするか悩む必要はないし・・・
ソニーみたいに E マウントでビデオカメラと相乗り・・といかないのが、ニコンの辛いところです。
1ヶ月ほど前に、ニコンのミラーレスは「プロ仕様」との観測が流れました。発表は4月頃では?との予測です。
CP+ で何も出なかったから、この予測は当たっているかもしれませんね。ソニー製の 1600 万画素か 2400 万画素のセンサーを使う・・という話もあるようです。
ミラーレス一眼は、カメラの歴史を顧みれば、ライカみたいなレンジファインダー機に近い存在です。ニコンには、往年の名機 S シリーズがあるだけに、期待する向きもあるようですが・・・
ただし、ニコン SP や S3 を知っている世代は、すでにリタイアした層です。当時はライカが買えなくて、ニコンやキヤノンにした人が多かったと思います。ステータスとして持つならライカ M9 あたりでしょう。
今回もやはり価格次第ですね。