2012/03/22(木)「デジカメでホロゴン」の誘惑
御曹司からの情報が耳に入っているのか、リコー GXR の M マウントユニットに興味があるようで、「サイズは何だ?」なんて聞いてました。まだ詳しく調べてはいない段階ですね。
リコーは APSC だと伝えると、少しガッカリした様子で「ライカは高いしなぁ」とポツリ。ホロゴンをフルサイズで使うつもりなら、現時点ではライカ M9 しかありません。APSC だと 24mm 相当です。
レンズ後端のガードを削らないといけないかも?と言うと、「そうか・・」と落胆した様子でした。もっと簡単に使えるつもりだったみたいです。
世の中からフィルムがすべてなくなったわけでなし、ホロゴンの味を堪能したいのならフィルムが一番いいのでは?と、持論を展開しておきました。
デジカメはソフト側でディストーション(歪曲収差)を補正できます。直線が直線で写ることに拘るのなら、レトロフォーカスタイプのワイドレンズでもソフト対応で実現可能です。
「それもそうだな」と言いながら、やっぱりホロゴンを使ってみたい願望が捨てきれない様子です。フィルム1本買ってくればいつでも使えるのに、どうしてもデジタルで試してみたいんでしょうね。
そのためにマウント改造費を払い、M マウントのミラーレス機を買う・・・ 先生ならやりかねません。前回会ったときには、「やはりボディーもライカじゃないと・・」なんて言ってたのに、使ってみたい願望が先行したみたいです。
ライカマウントのレンズがゴロゴロしているならともかく、デジカメでホロゴン1本を使うために、いまさら「レンズ沼」にはまりに行くことはないと思いますがねぇ。
2012/03/21(水)郷土の歴史と三猿
そんなことから、地元の寺社とは長年の付き合いで、何かあるたびに寄付金の依頼がくるそうです。土地はあっても金はないから、そうそう付き合ってはいられないとこぼしてました。
神社やお寺に寄付しても、普通は税金の控除はありません。控除の対象になるのは、重文などに指定された寺社仏閣で、しかも指定寄付金が認められている一定期間だけです。「へたに寄付すると使途不明金扱いだ」とか言ってました。
いまの戸籍法が施行される前の家系は、お寺の過去帳で辿ります。先生が調べた範囲では、この土地が開墾されて以来続く家柄のようです。
町名に「申(さる)」の字がつくのは、申の年に先祖がこの土地に赴任してきたのが由来だそうです。
そういう郷土史を知らない住民が、町興しと称して神社の前に三猿の石像を立てたのを嘆いてました。「見ざる聞かざる言わざる」を逆にもじって、「見る・聞く・言う」猿の像というのが、お気に召さないみたいです。
町名の由来は動物の猿ではなくて申年の申なんだけど・・とか、新しい世代の人が何をやろうが勝手だが、歴史に基づかないパロディーは、神社の前でなくて公園の中でやってほしい・・とか、いろいろ言ってました。
三猿の解釈についてもウンチクがあるようです。宗教的な祭事の中には、知っていても言わない、あえて公にしないことがあるんだとか・・・
2012/03/20(火)町内の防犯灯をLEDに
それによって、町内会が負担していた電気代が、半額程度に圧縮できる予定だそうです。灯具は 20W だと 15 年間は交換不要です。その間にコストダウンが進めば、次回の交換費用は安くなる算段です。
LED は DC 電源のほうが適しているので、ソーラー発電と組み合わせれば電気代はタダで済みます。ただし、蓄電池は 15 年も持たないから、かえってコスト高かもしれません。
撮影用の光源の話になり、ストロボ屋から工事現場のバルーン照明器具が撮影に使える話を聞いた、と言ったら・・・
「あんな大きな補正が要る光源は使い物にならない」と、否定的な返事が返ってきました。実際に使ったことがあったんですね。
そのときは、現場のおっさんがうっかりコードを足で引っ掛けて電源が切れたそうです。もちろんすぐには点灯しません。「もうタマが切れちまいやがった」とぼやいていたとか・・・
先生は、メタルハライドランプだということは、ご存知でした。
ストロボ屋が言っていたのとは、ランプの種類が違ったみたいです。調べたら確かに使えそうなフルスペクトルのタマがあることを知らせておきました。
「安定するまでに時間が掛かるからなぁ」というのが先生の感想です。最低でも 15 分、普通は 30 分くらい待たないといけないでしょうね。