2025/03/22(土)Windows 10 の引っ越し_4

 Intel NUC を Windows 10 と 11 のデュアルブートにしたところで、次のステップに進もうとして考え直しました。Windows 10 を USB メモリから起動するようにして、eMMC の OS は消してしまう予定でしたが……

 今年の 10 月で無料サポートが終了する OS に拘る必要はない気がしてきました。Windows 11 が問題なく動くのであれば、そちらに移行したほうがよさそうです。

 celeron J3455 は Win.11 の対象外の CPU です。7世代の Apollo Lake で、Win.11 は8世代以降が対象だから・・・というのが理由のようですが、スペック的には条件を満たしているように思います。レジストリをいじって無理やりインストールしたら起動しました。いまのところ順調に動いています。

 Windows 10 の起動ドライブにするつもりで用意した USB メモリは、SSD に入れた Windows 11 の修復ディスクにしました。書き込み速度が遅いので、しっかり時間がかかります。こんなので OS を起動しようなんて、とんでもない話です。起動ディスクにするのをやめといて正解です。

 USB メモリは書き込み・読み込み速度ともに遅い媒体です。USB 3.1 で 10Gbps というのは理論値で、実際には速いものでも読み込み速度は 200MB/s(1.56Gbps) 程度です。今回使用したのは 70MB/s くらいですかね。書き込みの遅さは推して知るべしです。

 今回の作業中、UEFI の起動用画面で Windows か Linux を選択できる項目(OS Selection)があるのを見つけました。Windows 10 の無料サポートが終了したら eMMC に Linux を入れる手もありそうです。

 Windows10 以外の OS は利用できないと、半ば諦めかけていたのに、Win.11 は動くし Linux まで使えそうです。何でも調べてやってみることですね。

 エクスプローラーで見ると、Win.10 が入った eMMC は容量 27.3GB のうち空き容量は 1.83GB で真っ赤っかです。軽いアップデートはいけるでしょうが、重い累積プログラムは厳しい状態です。やはり Win.11 でいきますか。

2025/03/16(日)Windows 10 の引っ越し_3

 Intel NUC が Windows 10 と 11 のデュアルブートになったのはいいけど、eMMC が容量不足でWindows 10 が不安定です。アップデートのたびに容量を確保するようエラーメッセージが出ます。

 元々 32GB しかないところへシステム領域などにとられて OS の領域は 27.3GB しかありません。空き容量は 573MB でエクスプローラのCドライブは真っ赤っかです。これではちょっと大きなアップデートは無理ですね。

 小さな筐体でデバイスを増設するスペースはないし、やるとしたら外部の USB ドライブから起動するしかなさそうです。SSD の Windows 11 がまともに動くようなら、eMMC の OS は消してしまってもいいでしょう。

 手元にある USB メモリでまともに動くのは Windows 10 の回復ドライブにしている 32GB だけです。SD カードの 64GB が余っているから USB 接続のカードリーダーに差せば USB メモリとして使えそうです。

 実は Windows 11 のインストールディスクは 16GB の SD カードを使いました。起動ドライブも SD カードでいけそうですが……

 よく見ると NUC 本体に SD カードを差し込むスロットがついています。ここから OS が起動できるのでは ? と考えましたがダメでした。起動時にはこのスロットは認識されないみたいです。OS の起動後に SD カードを抜き差しすると増設ドライブとして表示されます。

 UEFI で確認すると USB は1~6まであり、すべて Enable になっています。筐体の USB 端子は4つだから、残りの2つは内部 USB で、そのうちの1つが SD カードスロットだと思います。でも起動時に認識されないなら仕方ないですね。

 再起動したり、そうこうするうちに eMMC の空き容量が 2.66GB まで回復しました。不要なファイルが削除されて領域が増えたみたいです。

 容量不足でアップデートできずに「再試行」のまま終わり、忘れたころに動かすと復活しているという不安定な状態の繰り返しです。そろそろ卒業しないと・・・

2025/03/14(金)Windows 10 の引っ越し_2

 Intel NUC の SSD に Windows 10 をインストールして、オンボード(eMMC) の Windows 10 とデュアルブートにしました。起動画面で Windows が二つ並んでキーボードの↑↓キーで選択できます。

 eMMC が容量不足になって、アップデート時にエラーが出るようになったため OS を引っ越すことにしたわけです。SSD からも起動できるようになったので eMMC の OS は消してしまってもいいのですが……

 ここで悪魔のささやきが聞こえてきました。「片方を Windows 11 にアップグレードしたらいいじゃないの」・・・

 この小型 PC の CPU は celeron J3455 で Windows 11 の対象外です。スペック的には基準を満たしてますが、対象となっているのは J4000番台以上です。アップグレードを試してみても CPU が原因でエラーが出て先に進めませんでした。

 ネット上には J3455 搭載の NUC に Windows 11 をインストールした商品が散見されます。去年の秋にはアキバでウチの NUC と同じものが 3,000 円の見切り価格で売られていたそうです。そんなのを買って改造したのが出回っているのかもしれません。

 以前は、レジストリをいじって CPU が対象外の古いパソコンにインストールする方法が Microsoft のサイトで公開されていました。ところが OS のバージョンが 24H2 になってから削除されてしまったみたいです。

 Windows 10 は今年の 10 月に無料のサポートが終了となります。新しい PC を買うか、Microsoft に延長料金を払うか、どちらかを迫られた形です。(商魂まるだし)

 巷には、レジストリをいじってインストールの要件チェックを潜り抜ける方法が、野良サイト情報として出回っています。そのうちの LabConfig というキーを追加するやり方を使いました。

 SSD の Windows 10 を 11 にアップグレードしてもよかったけど、時間があったのでクリーンインストールを選びました。こんなことなら遠回りせずに最初から Windows 11 を入れとけばよかったですね。でも石橋をたたいて渡る慎重さがあったから、この年まで生きながらえてこられたのかも。

 今度は Windows 10 と Windows 11 のデュアルブートになりました。しばらく使ってみて支障がないようなら Windows 11 をメインにしますか。
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