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2009年03月05日の記事

2009/03/05(木)デパートの広告写真

 衣桁がけの着物の撮影を覚えて、広告写真のコスト削減ができたと、ある呉服屋の社長は満足げでした。
 商品撮影を請け負っていた写真屋さんには申し訳ないけど、放っておいても自分で勝手にヘタな写真を撮るだけです。どうせ自前で撮ることになるのなら、きちんとした写真を撮ってほしいと思い協力したまでです。

 しかし、1日数時間の講義を受けただけで、きちんとした商品写真が撮れるとは思えません。写真の基礎がないひとに商品撮影を教えるのは、至難のワザです。
 撮れても広告チラシ程度まででしょうね。デパートの商品写真と比べれば、月とスッポンです。

 デパートの多くは、元を手繰れば呉服屋です。三越は越後屋だし、他の百貨店も呉服屋出身がほとんどです。(高島屋は木綿問屋だそうですが・・)
 そんな経歴からか、デパートの着物の写真はリキが入っています。衣桁がけの写真は立派ですね。

 プロのカメラマンから聞いた話では、デパートごとに細かい決まりがあるそうです。そこのやり方に慣れたカメラマンでないと、要領がわかりません。
 着物の襟は芯を入れて立てるとか、裾は逆台形にピンで止めるとか、細かい指示があるみたいです。松坂屋ならこう・・というふうに、型が決まっていると言います。

 デパートに限らず、通販会社などの商品撮影はシビアです。通販は写真が命ですからね。
 個人のネットオークションなんかでも、写真の良し悪しで売れ行きが変わります。同じ価格なら写真が良い方が落札されやすいし、写りのよいほうが入札価格が上がる傾向があります。
 たかが写真・・されど写真・・ですね。
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