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2009年04月26日の記事

2009/04/26(日)動画で変わる一眼レフ

 スチール写真とムービーでは、レンズの仕様が異なります。静止画を撮るには、絞りとフォーカスの動作は一度で済みますが、動画では継続的に露出とピントを変えなくてはいけません。

 デジカメのハイビジョン動画対応が、一眼レフシステムを根底から変える予感がします。ホールディングを考えると、いまのデザインのままでいいかどうか・・という問題もあります。
 各メーカーのデジタル一眼レフは、銀塩カメラの機能を引継いで発展してきました。ムービーカメラとは設計が根本的に違います。いまのデザイン、現行の仕様のままで動画対応にするのは、いろいろ不都合な点があります。

 一番ネックになるのは交換レンズです。ピント合わせは、コンティニアスAFというモードがありますが、シャッターを切る前の話です。動体予測機能も同じです。露光中にピントと絞りを連続的に変化させるのは、いまのままでは難しそうです。

 ファインダーは、光学式でなくてモニター式が有利です。光学式のままでいくなら、ペリクルミラー(半透過式)という方法もありますが・・・
 動画時のホールディングは、銀塩カメラと同じ形がいいとは思えません。液晶モニターの位置や大きさも不満の対象となります。
 今月発売のキャノンKissの新製品は、HD動画対応だそうですが、先発のニコンD90と比べてどうなんでしょう。従来のシステムを引きずったままでは、満足のいく動画撮影はできないように思います。

 レンズ固定式の一眼レフは、動画対応にしやすい構造になっています。一眼レフのハイビジョン動画は、このクラスのカメラで・・というのが順当な考え方です。
 レンズ交換式に固執すると、ラインナップをフルチェンジする必要に迫られます。どのメーカーも避けたいはずです。

 一眼レフの魅力と、ハイビジョン動画の魅力と、どちらが優先されるかは、ユーザーの動向次第です。レンズ固定式のデジタル一眼レフが、普及機のスタンダードになる可能性は否定できません。
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