2017/07/19(水)物干し台の下が危うく猫の棲家に

 いままで何度も猫に侵入されるたびに対策を講じてきました。4月に進入路の防護ネットを強化してからは、パッタリと猫の姿を見かけなくなりました。さすがのしぶとい猫も諦めたみたいです。うれしくもあり、またさみしくもあります。(微妙な心境)

 ところが一昨日のこと、見慣れない猫を物干し台で発見しました。一旦逃げたと見せかけて物干し台の下に潜り込んでいるようです。離れてしばらく様子を見ていると、先ほどの猫が子猫を2匹連れて現れました。駐車場のほうへ逃げていきます。ポチガードのアコーディオンフェンスの下を潜り抜けていきました。犬の脱走は防止できても子猫や体の小さい猫は抜けられます。

 道路を挟んで、お向かいの車庫に寝そべってこちらの様子を窺っていました。子猫はフェンスの近くまで寄ってきて、再侵入を図ろうとしています。物干し台の下がよほど気に入ったみたいです。いままでの経験上、この様子だと簡単には諦めませんね。

 フェンスの内側にブロックを並べて、下から潜れないようにしておきました。とりあえず様子見です。翌朝、プランターの水やりで駐車場に出てみると、物干し台の隣のラティスで囲まれた一角に親子が寝そべっていました。こちらとの間にラティスがあるからか逃げる様子はありません。すぐさま水鉄砲を取りに行って放水です。予想外の攻撃にビックリしたのか、子猫は駐車場に跳び出して外に逃げていきました。親は物干し台の下に潜り込んだみたいです。

 水鉄砲をランダムに撃ったり、イボ竹であちこち突いてみたり、一通りの「儀式」をしておきます。物干し台の下は安全じゃないよと教えるためです。いくら猫との戦いでも本当に怪我をさせたり、命に係わるようなダメージを与えたりするのは御法度です。平和的に戦わないと…

 敷地の周りを高さ 2.5m 以上の塀でぐるりと囲うなどしない限り、猫の侵入を完全に防ぐことは不可能です。「超人」先生の話では、飼い猫がいないので探していたら屋根の上にいたそうです。エアコンの室外機など踏み台になるものがあれば、2階の屋根の上にのぼることだってできます。侵入を防ぐためにあまり大げさな仕掛けをしても徒労に終わる可能性が大です。

 我が家の猫対策は、一旦侵入に成功してもいざ逃げるときに、簡単に脱出できないようにすることです。爪に引っかかりそうなテグス風の網を逃走路に張るなど、意を決して突破しないといけないような仕掛けを基本にしています。逃げにくい、すなわち侵入するのに抵抗がある家にするのが目標です。「危うきに近寄らず」は君子も猫も同じだと思います。

 ところで、あの親子猫はどこへ行ったんでしょうね。子猫といっても単独行動ができるくらいに育っていたから、いままでどこかで暮らしていたんだと思います。そこを追われたのか、それとも新天地を求めて我が家にたどり着いたのか、詳しい経緯はわかりません。家内の話では、「あの猫には子供がたくさんいる」とか言ってました。散歩の途中でよく見かけたみたいです。

 どうか無事にいてね。でもウチはダメよ。家内が飼ってる老猫一匹の面倒が精一杯で、それ以上はご勘弁です。ご近所に猫の餌やりをしている人がいるみたいで、食べるものには困らないでしょう。できれば餌だけじゃなくて、全部面倒を見てくれると助かるんだけどね。
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