2017/10/29(日)車の乗降に便利なセンサーライト
家内が夜に帰宅したとき普段通りに駐車しても点かなかったし、夜じゅうカーテンを少し開けておいて観察したときも点灯する様子は見られませんでした。「オオカミ少年」にならないためには、なるべく誤作動させないことが肝心ですが、ふだん車に乗り降りするときにライトが点かないのは不便です。
そこで防犯ライトとは別に、生活用の照明を追加することにしました。一時は常夜灯も考えましたが、ほんのり灯るライトはドロボウに作業用の照明を与えるようなもんです。そこで省エネも考慮してセンサー式にすることに決めました。駐車場内だけ照らすスポットライトと人感センサーの組合せです。
先に設置した防犯ライトの人感センサーは、駐車場の奥から道路側に向けて感知する形です。こういうのは感知範囲を調整するのが難しいですね。気温などによって感知距離が絶えず変化します。いまはかなり下向きにして作動範囲を狭めてあります。そこで生活用のライトのほうは、感知器が道路側から駐車場の奥に向くように取り付けました。これなら道路側をカットするだけで済みます。
道路から駐車場に足を一歩踏み入れると車を照らすスポットライトが点灯します。さらに進んで奥の庭につながるフェンスの手前までくると、今度は明るい防犯灯が点灯する二段構えです。考えたでしょ(というか結果的にこうなった)。生活用ライトは、実際には道路から一歩ではなく二歩くらい入らないと点きませんが、通行人に反応して点灯することはまずないでしょう。
人感センサーの感度は最低にしてあります。ライトと一緒に駐車場側の防犯カメラを取付けたのですが、モニターを見ていたら夜中に何度も点灯する様子が確認されました。泣く子も眠る(じゃなかった、草木も眠る)丑三つ時に通行人が何人も通るとは考えられません。きっとグリーンカーテンにしているパッションフルーツの葉っぱが風にゆれるたびに、街灯の反射か何かを感知しているのだと思います。試しに感度を落としたら反応しなくなりました。でも人には反応します。(真夜中にうろちょろ、まるで不審者)
人感センサーは体温などの熱源(赤外線)を感知します。動体センサーは動くものに反応します。一般的な人感センサーは、熱源とその動きを検知して作動するようになっています。作動中に動きを追い続けるものと、作動時間が切れてから再び検知し直すタイプがあるようです。ウチのは継続して動きを追い続けるタイプです。車から降りるときにもたもたやってる家内にはうってつけですね。
一方、防犯カメラは、動きだけに反応するタイプがほとんどです。映っている画像の変化を捉える方式で、ごく一部を除いて熱源を感知する機能はありません。コスト的に安く済むからでしょう。風で洗濯物が揺れたり、落葉が舞ったりしただけでセンサーが稼働します。その代わり、画面の外にあるものには反応しないので、外付けのセンサーよりかは作動範囲が特定できます。検知する領域を細かく指定できる機種もあります。
いずれの方式にしても、離れた場所から動きを感知して警告したり機器を作動させたりするやり方は、かなりの頻度で誤作動を伴います。回転灯や警報機など周囲の注意を引きつける装置には不向きで、オオカミ少年になる可能性が大です。それよりも何よりも近所迷惑です。(と私は思う)
そういえば、お隣もお向かいも防犯ライトや防犯チャイムを一旦設置したのに撤去してしまったなぁ。ドロボウや不審者が出没する確率よりも家人が出入りする頻度の方がうんと高いから、そのたびにライトが点いたりチャイムが鳴ったりで、設置した本人自身が気後れしたんだと推察します。何も異常がないときは何も起こさない… これが防犯設備の基本でしょうね。