2017/11/09(木)ジャンボニンニクが発芽しない
ジャンボニンニクを育てるコツは、ふかふかで排水性のよい土に植えることだそうです。ウチの庭は山土で、耕作しながら時間をかけて土作りをしていく方針なので、ふかふかで排水性がよいとはとても言えない状態です。市販の培養土を使ってプランターで育てたほうがよく育つくらいです。長雨が続いたせいで種球が腐っているかもしれないと思い、半月くらい前に3か所ほどほじくり返してみたら、種球はまだ硬いままでした。
しばらくして3つ発芽しました。どうやらほじくり返したところからみたいです。土をほぐして空気を送り込んだのがよかったのかもしれませんね。気をよくして、まだ発芽していないマルチの穴をすべてほじくり返しておきました。ここへきてようやく芽がちらほら顔を出すようになりましたが、まだ発芽してないほうが多数派です。(もう少しのガマンか?)
土のほかに原因はいくつかあるようです。今年は秋の序盤に気温が高かったこと、そのあと長雨が続いたことなど、気候の影響が大きかったように思います。それと植えた種球が乾燥気味だったことも関係ありそうです。収穫した後、カビが生えるのを嫌いすぐに外皮をむいて鱗片に分けたのですが、そのまま放置したため乾燥し過ぎた可能性があります。一皮だけでも残しておいて球の状態で保管したほうがよかったかも。
それともうひとつの誤算がジャンボニンニクの木子です。外側の硬い殻をむいて発芽テストの最中なのですが、ポット植えも発芽しないし、キッチンペーパーに水を含ませてシャーレで培養中のほうも発芽する様子がありません。木子をプランターで育てて一球ものの無臭ニンニクを収穫する計画は、どうやら頓挫しそうな雰囲気です。
来年は収穫したらすぐに木子だけ土に埋めたほうがいいかもしれませんね。分球するまでに2~3年かかるというから、早く発芽させても構わないような気がします。手元にあるまだ植えてない木子は、ダメ元でプランターにでも埋めておこうかと思案中です。ほったらかしにしておいたらそのうち発芽するかも…くらいのつもりで気長に待つことにしますか。
冷蔵庫に保管しておいた北海道産の6片種は、黒にんにくを作ろうと久しぶりに取り出してみたら、なな、なんと根が生えてました。おびただしい根です。菜園に植える予定の鱗片は別に除けてあります。発芽テストで2個だけポットに植えたらちゃんと芽が出たので、そろそろ植えるつもりでした。その上にこんなにたくさん加わったのでは、もう植える場所がないわ。
発根したニンニクをよく観察してみると、芽が出る様子はまだありません。試しにいくつか切ってみました。中心に芽の形はありますが、通常のものとほとんど同じです。根を出したものの周りは新聞紙で栄養がないから、発芽まで至らなかったみたいです。ここは根を切って、黒にんにく作りに電気釜の中へ… てなことで、このアクシデントは一件落着です。