2008/03/05(水)卒業袴の記念撮影
記念写真の撮影は入学式のほうが多く、卒業式や卒園式は自前で済ます傾向が強いですね。日本では、卒業するよりも入学するほうが難しいし、入学式のほうが晴れやかな行事であることが影響しているからかもしれません。
それでも、卒業したら社会人・・という大学・短大生は、写真スタジオで記念写真を撮るひとがいます。とくに女子は、卒業袴姿を記念に残しておきたい願望が強いようです。記念写真は、晴れの衣装と一体ですからね。
本サイトで引き振袖の撮り方の基本をさわりで書きました。卒業袴姿も和装ですから、基本は同じです。少しだけ違う点があるので、そこだけ紹介しておきます。
きものは、振袖を流用するひともいますが、普通は袖がやや短い二尺袖(小袖)を使います。「おはしょり」を大きくとって短めに着付けます。袴専用に着丈を詰めたものをレンタルする業者もいますが、呉服店ではきもの単体でも着られるものが主流です。
袴に「着合わせ」はありませんから、カメラに向かって斜め左に構える必要はありません。小袖のきものは小紋柄が多いので、左肩の柄を前側にする意味もないわけです。ここが振袖や打ち掛けと違う点です。刺繍袴は、柄がよく見える方向を考慮します。
小物は、バッグではなく巾着を使います。卒業証書を入れる円筒を持たせて撮ることが多いのですが、最近の卒業証書はファイル(ブック)型が主流になってきているので、できれば実物を使ったほうがよいでしょう。
一人写し以外に、友達同士一緒に撮ってあげるとよい記念になりますよ。
和装の型物写真の撮り方はこちらを参照=http://www.foto.jpn.org/bridal/menu_24.html