2010/01/27(水)インスタント写真をプリクラ風に
現像が進行中に、フィルム(印画紙)の表面を擦ると、その部分だけ色が変わります。箸などをペン代わりにして、文字を書くことができるわけです。文字でなくて花丸でも絵でも構いません。プリクラ風の写真が手に入ります。
画像が出切ってからでは遅いので、現像が進行しているときに一気に描き上げるのがコツです。
このやり方は、「酸化セリウム」の先生から教わりました。こういうイタズラは、この先生のオハコです。普通やってはいけないことを実際にやってみた結果、これは面白い・・ということになったんでしょうね。
「まぁどうぞ」と言われて椅子に腰掛けようとすると、その椅子を後ろにサッと引く・・なんてことはしょっちゅうでした。先生の奥さんは、椅子に腰掛けるときに背もたれを自分の手で握ってから座ります。緊張した夫婦関係が今も続いているようです。
写真のデジタル化で、デジカメの画像をプリクラ風にすることは、画像処理で簡単にできるようになりました。パソコン内に装飾用のテンプレートを用意しておけば、いつでも手軽に合成できます。
結婚式の写真に、キラ星や花のイラストを散りばめて、装飾するのも悪くないですね。どこかの子供写真館のチラシみたいですが・・・
インスタント写真に加工を施すのは、撮ったその場だから、一種のパフォーマンスです。ヘタな手品をやるよりもウケるかもしれません。誰でもすぐに真似できます。
時代とともに消え行くインスタント写真ですが、今年はポラロイドの復活が発表されています。現像中の加工は、フォトラマよりもポラのほうがしやすいみたいです。