2008/06/19(木)写真表装の写真集
張り込み式は、見た目はいいけど綴じ込み側に亀裂が入ったり、破れたりしやすいので、取扱いに注意が必要です。
ベースを剥いで薄くした印画紙を糊貼りするか、薄手の印画紙を使います。アデムコ社のシステムを使っているところは、「アデムコ仕上げ」と表示していることがあります。
「おくるみ」は、本物の写真(印画紙)をカバー代わりにします。上からビニールカバーを被せている場合でも、写真に表面ラミネートをかけて二重に保護していることが多いですね。高い写真集だから当然ですが・・・
A4サイズの写真集をくるむには、かなり長いプリントが必要です。最大幅が四切長辺(305mm)までのプリンターなら、最大送り幅が914mmまでいける機種があるので、折り返し部分を含めても十分です。
背表紙にタイトル文字を入れると、本棚に並べたときに格好がよいのですが、制作側は面倒みたいです。背表紙をきっちりあわせてから折り込むのは、神経を使うしそれなりの技術が必要だからです。
表から裏表紙に回り込んで、グラデーションでフェードアウトするデザインが、やりやすいようです。端からくるんでいって、適当に折り曲げられるからでしょうね。
おくるみの表紙なら、写真集から外して額装して飾ることができます。四切2枚分くらいの面積があるので、見栄えがします。
かなり横長の額で特寸ですから、そこまでお金をかけるひとは少ないかもしれませんが・・・