2008/11/24(月)スナップ撮影-検討の情報源
1位 結婚式場のカウンター 30.2%
2位 結婚式場紹介所 16.3%
3位 結婚情報誌 12.8%
4位 ブライダルフェア等の催事 10.4%
5位 インターネット 7.2%
以下、友人知人の紹介やタウン誌などいくつも項目が並びますが、ほとんど数字らしい数字になっていません。
実は本当の1位は、「特に利用していない(31.8%)」です。指輪や衣裳と違って、写真撮影については、あまり検討してないことがよくわかります。
これは検討した店舗数のデータからも見てとれます。
「スナップ撮影の依頼先を探す際に検討した店舗数」という設問の答えは、「1店舗」というのがダントツの80.2%でした。
2位の「2店舗」は7.8%しかありません。選択の余地がほとんどないからでしょう。
全国的にこの傾向は変わりません。フリーのカメラマンが多い首都圏でも、データのうえでは同様です。
写真撮影については、会場のサービス内容や衣裳の選定に比べて、こだわるひとは少ないようです。スナップ写真の出来栄えは、どこも似たり寄ったり・・という認識なのかもしれません。
数年前まで、結婚トレンド調査には、「行なう必要がなかったもの」という項目がありました。そのなかに「仲人」や「結納」に混じって「スナップ撮影」という回答がありました。1994東海版では第3位です。
期待外れだった・・ということでしょうか?
2008/11/23(日)アルバムの加工内容
1位 デジタル加工 58.2%
2位 はめ込みタイプ 15.5%
3位 ラミネート加工 8.8%
4位 手焼き加工 6.7%
1位の「デジタル加工」は写真集でしょうね。「はめ込みタイプ」はサービス判のプリントをファイルしたアルバムだと思います。
写真集が増えて、ファイル形式のアルバムは減少傾向にあります。デザインアルバムと呼ばれる写真集以外に、写真を並べただけのデジタルアルバムが増えています。ひと口に「デジタル加工」といっても、仕上りの体裁はいろいろです。
3位の「ラミネート加工」という設問は、ピン!ときませんね。
写真集のなかにはラミネート加工されたものがありますが、素人が見て識別できる類のものではありません。8.8%のひとは、何をもって「ラミネート加工」と答えたんでしょうか?
4位の「手焼き加工」に至っては意味不明です。
いまどき暗室で引伸機を使って手焼きしているラボなど、ほとんどありません。写真業界でいう「手焼き」とは別のようです。
たぶん、多面台紙のアルバムを指しているんだと思います。六切以上のプリントを「手焼き」というのは、わからないでもありません。(実際には大半が機械焼きですが・・)
トレンド調査のこの項目には、毎年違和感を覚えます。
「わからない」という答えが19.2%もありました。1位の「デジタル加工」に次いで実際に2位にくるのは、この「わからない」という回答です。
設問の内容を変えたほうがいいと思いますがねぇ。
2008/11/22(土)スナップ撮影と写真集
ゼクシィ結婚トレンド調査2008(東海版)からの抜粋です。
「アルバムの依頼状況」(スナップ撮影を業者に依頼した人/単一回答)で、「依頼した」と答えたひとは88.9%でした。多いですね。
全国的に見てもこの傾向は同じです。8割以上のひとが写真集を注文しています。最下位の福島が82%、トップの長野が92%です。
「業者に支払ったスナップ撮影の費用」という設問もありました。金額を回答したひとだけの統計だから、いくら払ったか定かでない・・というひとは含まれていません。
トップは「15~20万円未満」で22.9%、2位は「20~25万円未満」で18.3%でした。平均は21.4万円となっています。
スナップ撮影だけなら10万円まででしょうから、写真集とセットになっている実態と符合します。
写真集が出始めのころは、1冊20~30万円しましたが、ここへきて手頃な価格のメニューが増えました。撮影代込みで20万円前後が主流みたいですね。
なかには、写真集さえあればスナップ写真のプリントは要らない!というひとがいたかもしれません。
設問の「スナップ写真の総カット数」が、プリント枚数ではなくて撮影ショット数になっているところをみると、こういうケースがそこそこある実態がうかがえます。
自前でスナップ撮影と写真集ができれば、20万円前後の節約になります。本サイトの記事とリンク集をうまく活用してほしいですね。