2024/06/23(日)予定外の無臭ニンニクも復活
群馬県産のエレファントガーリックか旧ジャンボ系と踏んでいましたが、実物はなんか変です。鱗茎の下側に木子にしては大きな鱗片もどきがいくつも付いています。ひょっとしてこれは、種苗会社から仕入れた「無臭ニンニク」では?
1年限りで作るのをやめたので、去年の秋は1つも植えていません。普通の植物なら生えるはずがないのですが、そこはジャンボ系ニンニクならではの生き残り策で、土中に残っていた木子から発芽したみたいです。
エレファントガーリックよりも鱗茎が小さいのに、根の周りに付いている木子がずいぶん大きいなと、昨年の収穫時に驚いた記憶があります。普通は木子から発芽して1年で分球するほど大きく育つことはありませんが、この品種の木子は別格のようです。
まともな鱗片を植えていないので、採れたのは2つか3つに分球した小ぶりの鱗茎です(写真の左側)。しかし、その根元に木子にしては大きな鱗片もどきがいっぱい付いてました(写真の右側)。
きっとこんなのが土中に残ったんでしょうね。去年は早めに掘り上げたので、これほど大きな木子はなかったように思います。たぶん右下くらいの小さな木子から育ったのではないかと推察します。
この品種を復活させるつもりはありません。今年は梅雨入りが遅かったから何とか育ち切れたけど、普通なら育ち切る前に掘り上げるか、梅雨入り後の雨で腐敗してしまうかのどちらかです。去年は早めに掘り上げたので不出来でした。
来年も復活してくる可能性があります。種球を植えた覚えのないところから生えてくる株は、この無臭ニンニクかもしれません。引き継ぐ気はないので、すべて食べちゃうつもりです。
2024/06/16(日)パッションフルーツは生り疲れ
ここへきて、いままで順調に育っていた大苗の成長が、2週間ほど止まったままです。春の開花が実を結び、蔓も伸びていたのですが……
成長が止まっただけではなく、咲いた花に異常が目立つようになりました。雌しべが立ったままの花が増えました。経験的にこういうのは人工授粉させても結実しないようです。
[雌しべが立ったままの花。人工授粉させたけど結実しない?]
ここ3日間に咲いた花で雌しべがたったままのものは、9つ中9個です。一昨日は開花ゼロでした。どうやら生り疲れの様相です。
パッションフルーツ農家向けのマニュアルには、主枝から分岐した蔓に4個続けて結実させたら授粉させるのを止め、少し間をおいてその先に2個ほど結実させたら限界と記されています。ほかのテキストには一蔓4個までとなっていました。
確かに写真の4個の実の先は花が落ちています。そして先のほうに1個結実しましたが、それ以上は無理みたいです。一蔓4~6個が限界のようです。
梅雨入り前ですが気温が 30℃を超えてきました。そろそろ花芽がつかなくなる時季です。蔓の先のほうにできかけた花芽は黄色くなっています。
開花が一段落したら蔓が一気に伸びてきそうです。元々の狙いはグリーンカーテンだから、梅雨明けまでにもうひと踏ん張りしてもらわないとね。
2024/06/14(金)旧ジャンボ系ニンニクが採れた
[今年収穫した旧ジャンボ系ニンニク]
旧ジャンボ系は2種類ありました。エレファントガーリックと、それより小さめの「ジャンボ無臭ニンニク」です。一昨年までは分けて植えていましたが、今年は「旧ジャンボ系」と一括りです。木子から育った小さな一球はもともと混在だしね。
復活させたいのは「ジャンボ無臭ニンニク」です。ホワイト六片の 2L サイズよりやや大きめの掌サイズで、鱗片もほぼ6片です。黒ニンニクにするのにちょうどよいサイズでした。
アリシンの発生量が少ないので「無臭」と呼んでいますが、アリインの含有量はニンニクとほぼ同じです。アリシンに変わるのに1週間ほどかかるそうです。熟成期間が約2週間の黒ニンニクなら普通のニンニクと出来具合に大きな違いはないでしょう。味はフルーティーでマイルドでした。
エレファントガーリックは、2年前に種苗会社から買って植えつけたのが今年も収穫できました。今回は島根県産2世が頑張りました。
[掘り上げた島根県産2世]
こちらは旧品種の復活に頼らなくても大丈夫のようです。もう1年は島根県産2世と群馬県産2世、旧エレファントガーリックを分けて育てるつもりです。品種的に大きな違いはないみたいだけどね。