2012/07/18(水)内臓ストロボの落とし穴

 カメラに内臓ストロボが必要かどうかは、人によって意見が違うと思います。一般的にコンデジなどの汎用カメラは、ストロボがあったほうが便利です。使用目的が主に記録写真だからです。
 一眼レフの場合は、使用目的によって必要性が変わってきます。ないよりはあったほうがいいように思いますが、あったことで失敗につながる場合もあります。例えば、照射角の不一致やレンズによるケラレです。

 デジタルカメラは撮ったその場で結果が確認できますが、フィルム式の場合は現像が上がってくるまで画像が見られません。仕上りを見たら、画面の中央部分しか光が回っていなかったり、下側がレンズの影になって写っていなかったりすることがあります。
 レンズによるケラレは、口径の大きなレンズで近距離で撮るときによく起こります。長焦点の長いレンズも要注意です。あと、フードを外すのを忘れたときとか・・・

 実際にこれで失敗した経験があります。夜の屋外で記念撮影したときに下側が少しケラレてしまいました。照射角のことは頭にあってもレンズのケラレまでは気が回りませんでした。レンズは初めて使った 28-200mm です。ワイド側はそれほど長くないレンズですが、距離が近すぎたみたいです。
 スナップ写真に近い撮り方だったから、写ってなかったらゴメンナサイで済む写真でしたが・・・

 写真屋さんに無理を言って、トリミングしてもらいました。日ごろの付き合いで通常価格です。「あんたにしてはドジを踏んだね」と言われてしまいました。日ごろ内臓ストロボを使ったことがないのが、裏目に出た感じです。
 これがトラウマで、それからますます内臓ストロボを使わなくなりました。一眼レフに内臓ストロボがなくても個人的には不満はありません。
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