2021/08/22(日)ホワイト六片の栽培はあきらめた

 今年はジャンボ系ニンニクの収穫量が少なくて、種球を除けたあとの食用分がもう底をつきました。ちびちび大切に使ってたんだけどね。

 不作なのはジャンボ系だけではありませんでした。ホワイト六片は全滅状態です。いつも黒ニンニク用の余りを(というか大きめの鱗茎を先に除けといて)庭に植えるのですが、まともに育ったことはないですね。

 寒地系のにんにくは、雪を布団がわりにして冬を越します。こちらの地域では雪は積もらず、寒い日には霜が降りて地面が凍ります。見方を変えれば、積雪地帯よりも過酷な条件です。

 播種の時期を遅らせたり、寒冷紗を被せたりいろいろ試しました。産地も北海道や青森がダメなら栃木産と、毎年変えてみましたが大きく育ちませんでした。今年は、植えた鱗片よりも小さくなったのもあります。

 結論。「関東以西の東海地方ではホワイト六片種は育たない」― これです。

 確かに栃木県は北海道や青森よりも近いけど、ホワイト六片種が育つ南限であって、それより南の温暖地ではムリです。うまくいっても小さな玉しか採れません。

 今年もホワイト六片を通信販売で取り寄せました。青森産です。近所の食品スーパーでも売ってるけど、サイズが小ぶりです(Mサイズよりも小さい)。多少安くてもそれじゃあね。

 少々難ありの「訳あり品」です。1kg で 15 個ありました。玉割れや変形もあるけど、大半は外皮の変色です。黒ニンニクにしたら皮は焦げ茶だから問題なしです。

ホワイト六片Lサイズ 1kg。右端の2個は小ぶりの無臭ニンニク
[ホワイト六片Lサイズ 1kg。右端の2個は小ぶりの無臭ニンニク]

 写真右端の2個は、今年収穫したジャンボ無臭ニンニクです。種球用に大きな鱗茎を除けたあとの小ぶりなやつです。黒ニンニク用にするつもりでしたが5つしかなかったので、ホワイト六片を別途購入したわけです。

 こうして並べてみると、ホワイト六片のLサイズと変わりませんね。黒ニンニクは六片種で作ることにして、無臭ニンニクはこのまま食べてしまおうか迷っています。

 短期強制乾燥しただけのニンニクはまだ水分が多く、黒ニンニク作りには不向きです。こちらでもう少し乾燥させないといけないので、まだ時間があります。それまでじっくり考えたいと思います。

 と言いつつ、黒ニンニクを作り始めるころには食べちゃってないかもね。

2021/08/01(日)通販の怪しげなスクラッチカード

 ネット通販の業者もいろいろですが、共通しているのは自社が扱う商品のランクや評価を上げたい!という心理でしょう。とくに中国の販売者にその兆候が強くみてとれます。

 星5つの評価を得るために、あの手この手でアプローチしてきます。よくあるのは、星5つの評価をくれたらプレゼントや返金すると誘惑するやり方です。早い話が買収ですね。かなりの高率だから国内企業だったら景表法で御用になるレベルです。

 商品の包装の中に勧誘のメッセージカードが仕込まれていて、プラットフォーマー(モール運営者)には内緒の形です。なかにはスクラッチ式の抽選券が入っていて、「当たりの場合はこちらへメールを」なんてのもあります。

 前述の高評価を得る手段のひとつという場合もあれば、個人情報を得るのが目的と思しきケースもあります。最悪なのは詐欺ですが、プラットフォーマーが発送元のものでモロ詐欺は稀でしょう。

 緊急用で車に積んでおくシュラフを"尼損"で購入したら、「感謝祭スクラッチ」なるものが同梱されていました。削ってみると一等賞の 1500 円返金です。商品の価格は二千円もしなかったから、購入代金の大半が返ってくる計算です。

怪しげな感謝祭スクラッチ

 これは怪しいですね。たまたま収納袋のストラップを留めるバネが外れていたので、"尼損"経由のメールで出品者に直し方を問い合わせてみました。ついでに「怪しげなカードが入っていたがこれは御社の企画か?」と追記しておきました。

 カードについては触れずに「もうひとつ同じ商品を送るので住所と電話番号を知らせてほしい」と返事がありました。購入時の発送元は"尼損"だったので、出品者は住所と電話番号を知らされていないみたいです。

 同じ物をもらっても使い道がないから「辞退します」と断りました。すると今度は「収納袋だけ購入したら代金は返金する」と返事がきました。金額的には千円ちょっとの品物です。

 この商品の出品者は別の名前でした。同じ業者が名前を変えてやっているのかは不明です。注文時にタダにするのじゃなくてあくまで「返金」だから、別の業者の商品でも一緒のことですが……

 日本の諺に「タダより高いものはない」という戒めがあること、この件で代償を求めるつもりはないことを出品者に伝えました。(ひとを甘く見るでないぞ!)

 今回のケースは個人情報の収集が目的のようです。実際に直接メールすれば、やれ5つ星評価だのやれ LINE のお友だち登録だの、いろんなことを言ってきたかもしれません。

 「君子危うきに近寄らず」……金や景品で人の心を買おうなんて話にうかつに乗っちゃいけません。くれぐれもご用心を!
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