2008/06/26(木)海外旅行の記念写真
後で写真を配ります。買うか買わないかは自由です。
昔、中国返還前の香港に行ったときも、写真係がバスに添乗してました。年配のオジサンで、カメラはなんと!バルナック型のライカです。巻上ノブを器用に回しながら撮りまくってました。
バルナック型は、フィルム交換が面倒だと思いますがねぇ。
次の日に、バスのなかで写真を配りました。乗客ひとりずつにきちんと分けてあって、集合写真と簡単なお土産も一緒に入っていました。
写りがイマイチだったので、買わずに返しました。返すときにチップを渡そうとすると、「ノーサンキュー」だそうです。固辞して受け取りません。プロとしての誇りと意地でしょうね。
前時代のバルナック型ライカでなくて、当時の一眼レフで撮っていたら、もっと写りは良かったと思います。カラー写真ですからね。旧ライカはモノクロ時代のカメラです。
オジサンが撮った写真は手元に残らなかったけど、旧ライカを手にした姿と、チップを固辞したプロ根性は、記憶に鮮明に残っています。
あれから時が流れて、いまやデジタルカメラの時代です。
バルナック型ライカをデジタルカメラに持ち替えて、いまでも記念写真を撮っていることはないでしょうね。そういうタイプのプロではないと思いました。
なんか、周りにいる銀塩時代の連中と、どこか似ているところがありましたね。