2008/09/13(土)選挙ポスターの写真
候補者が高校時代の同級生ということもあり、広告代理店を通さずに依頼がきます。
例によって、政治家は「アブラギッシュ」でなければならないと、わざと照りを入れて撮ったのですが、印刷の段階ですべて「きれい」に修整されてしまいました。
「デザイナーは何もわかっていない!」と息巻いてましたね。撮影は、いつも「お忍び」だから、取り巻きはついてきません。撮影段階で細かな打合せをしていないので、制作側に真意が伝わらなかったようです。
前回の選挙でも撮影依頼がありました。コマーシャルフォトから足を洗ってしまったので、アシスタントがいません。「フィルムを詰めるやつがいない」とブツブツ言っていました。
家内は「あのひとプロなんでしょ!フィルムも詰められないの?」と怪訝な顔をしています。そういう意味じゃないんだけどなぁ・・・
先生の同級生ということは、私の同窓生でもあります。別に親しいひとではないけどね。先生に、「選挙に落ちれば彼もただのひとだ」と言ったら、「選挙で落ちても彼は友達だ」というので、手伝うことにしました。
選挙で1票を投じるかどうかは別にして、友情は大事にしないとね。対立候補に票を入れないという選択肢もあることだし・・・
なんだかんだで、1時間半の間にブローニーを30本ほど流して無事終了です。撮り出したらスピードが速いですね。予備のホルダーにフィルムを詰めるのが間に合わないくらいです。
現役を引退しても、身に染み込んだテンポは変わりませんね。